昨年の釣行に続いて今年も「白子フグ釣り隊」を結成。
不肖、私隊長のもとに痛風予備軍オヤジ隊員8人が志願し、
6月25日(土)、南房千倉港・千鯛丸から3年連続の“白子狩り”を決行した。
生憎、前日は南西の強風により出船中止。
強風による底荒れが心配されたが、
2日前には10時半の早上がりながら48~95尾の大漁だったこともあり、
釣り人の期待はいやが上にも膨らむ。
片舷6人ずつ、釣り人12人を乗せて白子狩りを目指す
夜半まで吹き荒れた風も港に着く頃には大人しくなり、問題ない。
我々はトモ左右に4人、ミヨシ左右に5人が乗船。
他の釣り人を含む総勢12人を乗せて、5時前に出航となった。
「水温が14.2度しかない“冬の海”になっちゃったよぉ。
平温より6度以上も低く、2日前よりも3.8度も下がってる」
航程わずか5分の港前ポイントに着いた途端、
船頭の嘆き節が聞こえてくる。
2日前は朝から入れ掛かりだったという水深14メートルの浅場だ。
底荒れ、水温低下はある程度予想していたものの、
“冬の海”に舞い戻っていたとは想定外だった。
不安な、凍りつくような空気を打ち消すように、
12人の釣り人が一斉に仕掛けを投入する。
沖に出るといまだ風は健在で白波も目立つ。
長靴からサンダル履きに衣替えした足元にかかる海水は、
突き刺すように冷たかった。
厳しい釣果もトイレに飾られた可愛い絵が慰めてくれる
朝のうちは喰わせ仕掛けに分があると聞いていたため、
甘エビをエサにした3本バリの喰わせ釣りで挑む。
開始間もなく竿を曲げたのは、左舷胴間に座った常連さんだった。
顔を見せたのは20センチ級のレギュラーサイズ。
すかさず「アタリ、わかった?」と船頭が聞くと
「カラあわせ」とニガ笑いをする。
アタリの強弱によってエサに向かうフグのヤル気を判断すれば、
水温低下によってその活性はあまり芳しくないようだ。
良型を手にしてご満悦のムラさん
移動直後はポツリ、ポツリと顔を見せるものの、長続きしない。
喰わせ仕掛けのファーストヒットは開始から30分ほどした頃だった。
30号オモリを底につけたままゼロテンションを保ちながら、
時折、竿先を上げ下げした後の静止状態のとき、
クン、クン、クンと竿先が叩かれ、きき上げると同時にハリ掛かりに至った。
上がってきたフグは21センチと白子持ちには遠く及ばないサイズだったが、
3カ月振りのうれしい再会に胸を撫で下ろす。
ガマガエル級には遠く及ばないものの喰わせで釣った3匹
各自が数匹ずつ釣り上げたものの、型も数も納得のいくものではない。
船頭も釣り人以上にその思いは強く、
港前をあきらめて白子方面への北上を告げ、
文字通り“白子狩り”の海へと向かった。
港口から白子方面に北上。天気もピーカンになり期待は高まったが…
20分ほどかけて北上したポイントは水深20~25メートル。
ここから気分一新、カットウ仕掛けにチェンジし、
遠投釣法で攻めることにした。
フグの活性は相変わらず向上する気配はないが、
白子持ちサイズのガマガエル級フグも混じるようになってきた。
中でも順調に釣果を伸ばしていったのは、右舷ミヨシに座る福ちゃん。
絶妙のカラ合わせで一人気を吐き、良型をモノにしていく。
大物を仕留め船宿の記念撮影(冒頭の写真)に応える福ちゃん。流石にフクだけある!?
一方、左舷ミヨシ2番に構える自分といえば、
遠投からの引き寄せでかすかなアタリを引き出すものの、
どうしてもカットウにかけることができない。
カラ合わせにしても同様で、リズムを変えて合わせても空振りばかり。
仕掛けを上げてみれば、エサを丸裸にされてしまうのだった。
この日はカットウ仕掛けに随分悩まされる。いつもは当り仕掛けなのだが…
一度歯車が狂うと、リズムを取り戻すのに難儀する。
オモリの色を変えてみたり、
カットウ2本バリを1本にしてみたり、
カットウのハリスの長さも変えてみたり、
少ない引き出しをかき回しては悪戦苦闘する。
ガマガエル級の白子持ちは一尾だけに終わった
殺気立つマイナスオーラは海中まで伝染し、
結局、納得のいく釣りができないまま14匹で沖上がりの時間を迎えた。
船中の釣果は4~31匹でほとんどの人が20匹以下と撃沈したが、
件の福ちゃんが孤軍奮闘し、見事に竿頭に輝いた。
期待の白子率も2、3割と低く、
「白いダイヤ」はさらに希少価値となったのだった。
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不肖、私隊長のもとに痛風予備軍オヤジ隊員8人が志願し、
6月25日(土)、南房千倉港・千鯛丸から3年連続の“白子狩り”を決行した。
生憎、前日は南西の強風により出船中止。
強風による底荒れが心配されたが、
2日前には10時半の早上がりながら48~95尾の大漁だったこともあり、
釣り人の期待はいやが上にも膨らむ。
片舷6人ずつ、釣り人12人を乗せて白子狩りを目指す
夜半まで吹き荒れた風も港に着く頃には大人しくなり、問題ない。
我々はトモ左右に4人、ミヨシ左右に5人が乗船。
他の釣り人を含む総勢12人を乗せて、5時前に出航となった。
「水温が14.2度しかない“冬の海”になっちゃったよぉ。
平温より6度以上も低く、2日前よりも3.8度も下がってる」
航程わずか5分の港前ポイントに着いた途端、
船頭の嘆き節が聞こえてくる。
2日前は朝から入れ掛かりだったという水深14メートルの浅場だ。
底荒れ、水温低下はある程度予想していたものの、
“冬の海”に舞い戻っていたとは想定外だった。
不安な、凍りつくような空気を打ち消すように、
12人の釣り人が一斉に仕掛けを投入する。
沖に出るといまだ風は健在で白波も目立つ。
長靴からサンダル履きに衣替えした足元にかかる海水は、
突き刺すように冷たかった。
厳しい釣果もトイレに飾られた可愛い絵が慰めてくれる
朝のうちは喰わせ仕掛けに分があると聞いていたため、
甘エビをエサにした3本バリの喰わせ釣りで挑む。
開始間もなく竿を曲げたのは、左舷胴間に座った常連さんだった。
顔を見せたのは20センチ級のレギュラーサイズ。
すかさず「アタリ、わかった?」と船頭が聞くと
「カラあわせ」とニガ笑いをする。
アタリの強弱によってエサに向かうフグのヤル気を判断すれば、
水温低下によってその活性はあまり芳しくないようだ。
良型を手にしてご満悦のムラさん
移動直後はポツリ、ポツリと顔を見せるものの、長続きしない。
喰わせ仕掛けのファーストヒットは開始から30分ほどした頃だった。
30号オモリを底につけたままゼロテンションを保ちながら、
時折、竿先を上げ下げした後の静止状態のとき、
クン、クン、クンと竿先が叩かれ、きき上げると同時にハリ掛かりに至った。
上がってきたフグは21センチと白子持ちには遠く及ばないサイズだったが、
3カ月振りのうれしい再会に胸を撫で下ろす。
ガマガエル級には遠く及ばないものの喰わせで釣った3匹
各自が数匹ずつ釣り上げたものの、型も数も納得のいくものではない。
船頭も釣り人以上にその思いは強く、
港前をあきらめて白子方面への北上を告げ、
文字通り“白子狩り”の海へと向かった。
港口から白子方面に北上。天気もピーカンになり期待は高まったが…
20分ほどかけて北上したポイントは水深20~25メートル。
ここから気分一新、カットウ仕掛けにチェンジし、
遠投釣法で攻めることにした。
フグの活性は相変わらず向上する気配はないが、
白子持ちサイズのガマガエル級フグも混じるようになってきた。
中でも順調に釣果を伸ばしていったのは、右舷ミヨシに座る福ちゃん。
絶妙のカラ合わせで一人気を吐き、良型をモノにしていく。
大物を仕留め船宿の記念撮影(冒頭の写真)に応える福ちゃん。流石にフクだけある!?
一方、左舷ミヨシ2番に構える自分といえば、
遠投からの引き寄せでかすかなアタリを引き出すものの、
どうしてもカットウにかけることができない。
カラ合わせにしても同様で、リズムを変えて合わせても空振りばかり。
仕掛けを上げてみれば、エサを丸裸にされてしまうのだった。
この日はカットウ仕掛けに随分悩まされる。いつもは当り仕掛けなのだが…
一度歯車が狂うと、リズムを取り戻すのに難儀する。
オモリの色を変えてみたり、
カットウ2本バリを1本にしてみたり、
カットウのハリスの長さも変えてみたり、
少ない引き出しをかき回しては悪戦苦闘する。
ガマガエル級の白子持ちは一尾だけに終わった
殺気立つマイナスオーラは海中まで伝染し、
結局、納得のいく釣りができないまま14匹で沖上がりの時間を迎えた。
船中の釣果は4~31匹でほとんどの人が20匹以下と撃沈したが、
件の福ちゃんが孤軍奮闘し、見事に竿頭に輝いた。
期待の白子率も2、3割と低く、
「白いダイヤ」はさらに希少価値となったのだった。
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釣果の数は湾フグなら上々ですが、南房だと、寂しいでしょうね。サイズは湾フグの方がガマガエル級が揃っています。
白子はゲット出来たんでしょうか?(^^;;)
私の方は平日の今日、湾フグ狙いの釣行、トラフグを初めて釣りました(^^)
14匹とは言え久しぶりにガツンを味わえて良かったじゃないですか。これで白子をゲットすれば予備軍から候補生に格上げです!!
先日湾フグ仕立てに参加してまいりましたが
やはり 渋々&白子率がとても低かったです^^;
でも 釣果の桁が違いますよね!!
凪の日に娘を連れて行ってやりたいんですが!!
貴重な白子 堪能してくださいませ(^^)/
冬に戻っちゃ食い悪くなっちゃいますよねぇ。
知り合いも勝浦イサキに行ってて水温低下で泣いてました。
しかし白子率って群れ変わるんですかね?
あ、例の件は来週にしましょう。
コメントありがとうございます。
白子釣れない隊のことより、見事トラフグを仕留められオメデトウございます。
トラちゃんに白子が入ってたら、宝くじ大当たりですね。
コメントありがとうございます。
成熟した白子はわずか1つだけ。後は薬カプセルのような幼児白子でした。
まだまだ、予備軍のようです。
コメントありがとうございます。
2日前はトップ束近くだったと聞きゃ、鼻の穴が広がりますよね。
来年は仕立てで白子釣り隊を結成しますから、
都合がつけばぜひ参加してください。遠いですけど…。
コメントありがとうございます。
連日のクソ暑さに関わらず水温15度以下じゃフグもすねてしまいます。
自然は…、厳しいよ~。
でも新橋はいつもオヤジ街で変わらないから(笑)、ヨロピク。
湾フグに比べれば、釣果も随分よいですが、前日 束釣りと聞けば物足りないですね。
人間、欲深いもので(笑)
白子率がもう少し良ければと良かったですよね。
まぁ~白子フグはお祭りですから (^^♪
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。束を聞いたら、ねぇ~。
欲の一つや百も出るちゅうもんです。
祭りの後は…、いつもモノ悲しいわけです。