梅雨入りとともに、釣りブログ仲間では白子フグの話題で盛り上がっている。
湾フグでは、アクアライン周りや木更津沖の新スポットで大型フグが混じり、
「白子率5~6割!」などと白子フグファンを惹き付ける。
南房千倉沖のウブなショウサイフグを狙う千鯛丸でも、
この時期は白子フグを求めて不定期に出船しており、
例年のようにあまり数はでないものの
でっぷりと太ったガマガエル級のフグがHP上で踊っている。
白子フグファン14人を乗せて千倉漁港・千鯛丸から出航
そこで、昨年の釣行に続き、今年も釣友を募り「白子フグ釣り隊」を結成。
外房カットウ釣りファン9人で26日(土)、千鯛丸から出船した。
我々は左舷に6人、右舷ミヨシ寄りに3人が座り、
その他の客4人を合わせた総勢13人を乗せ、朝5時に舫いが解かれた。
朝焼けの中で入念に釣具をチェックするご隠居さま
白浜沖のポイントまで航程約20分。梅雨の合間で雨の心配はほとんどなく、
上は半袖ポロシャツ1枚。サンダルを濡らす海水が裸足に心地よい。
「水深35メートル。たまに根掛かりしますから気をつけてやって下さい」
船頭のアナウンスを合図にスタートフィッシング。
エサのアオヤギは肝が大きく、ベロも鮮やかな朱色で申し分ない。
大原以来、2カ月振りのフグ釣り。てんこ盛りにエサを付けて投入する。
キモたっぷりのアオヤギは申し分ないエサだったが…
「はい、フグがあがりましたよ~」
船中第1号の祝声が響いたのは右舷トモ寄りの釣り人。
次いで右舷ミヨシ側のK君と後輩フルちゃんが続き、右舷側が先行する。
やがて左舷大ドモに陣取るフクちゃんも竿を曲げ、左舷側もポツポツとアタリだす。
自分の体型そっくりのメタボな良型フグを掲げるT(写真:千鯛丸せんちょ)
上がってくるフグは、ほとんどが20~25センチの中型以上。
背中から腹にかけてメタボに膨らんだこの時期特有の体型が愛くるしい。
自身第1号のフグも25センチ級のずんぐりむっくりフグ。
カットウから外す際に手間取ってしまい、
ぷっくら膨らんだ状態で落下した後には、船体に“射精”の痕跡が残っていた。
最小でも20センチ級。このサイズのでっぷり型が白子持ちだった
移動直後は誰かしらが竿を曲げるものの、アタリは単発で長続きしない。
水温はおよそ19度。濁り潮で逆潮はほとんど流れていない。
産卵期の群がまだ固まっていないようで、わずかな反応を求めて移動を繰り返す。
そのうち、船は怪しげな濃霧に包まれ、どんよりした時間だけが過ぎていく。
トップがツ抜けした頃、船頭はさらに南下を決意し野島崎沖に移動。
良型が顔を見せるポイントだそうだが、残念ながら期待には応えてくれなかった。
この頃の外房・南房にはしばしば濃霧が発生していたという
再び白浜沖へ北上。小型の数釣りで帳尻を合わすこともできるそうだが、
白子フグを求めてきた釣り人の意を汲んでくれ、
少しでも良型に出会えそうなポイントを流してくれる。
そんな船頭の心意気に報いるように、短いながらも“時合”がやってきた。
遠投釣法を繰り返すヒロちゃんは連荘でアタリを引き出す。
わざわざ生アサリを持参した横芝のご隠居は、
船上で殻ムキした特エサの食わせ釣りで船中唯一の一荷釣りを披露。
ムラさんもいつもながらの飄々とした釣法で良型を連発する。
飄々釣法のムラさんは良型を連発してご満悦(写真:千鯛丸せんちょ)
終盤は地先の港口まで戻り、小一時間ほど“残業”までさせてくれ、
良型交じりで各自が数をそろえることができた。
釣友9人の釣果は10~20匹と数としては満足のいくものではなかったが、
釣り人の想いを汲み気持ちよく釣らしてくれる船宿で
ズシリとした良型フグのアタリを堪能することができた。
期待の白子率は思いのほか低く2、3割。
30センチ級のデカフグはほとんどがメスだった。
ちなみに外道は良型のカワハギ、ウマヅラハギが各自2、3枚。
フグ釣りでは初めて登場したTが釣ったウツボには驚いた。
大物を期待するTに掛かったのは珍客の大物ウツボだった
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湾フグでは、アクアライン周りや木更津沖の新スポットで大型フグが混じり、
「白子率5~6割!」などと白子フグファンを惹き付ける。
南房千倉沖のウブなショウサイフグを狙う千鯛丸でも、
この時期は白子フグを求めて不定期に出船しており、
例年のようにあまり数はでないものの
でっぷりと太ったガマガエル級のフグがHP上で踊っている。
白子フグファン14人を乗せて千倉漁港・千鯛丸から出航
そこで、昨年の釣行に続き、今年も釣友を募り「白子フグ釣り隊」を結成。
外房カットウ釣りファン9人で26日(土)、千鯛丸から出船した。
我々は左舷に6人、右舷ミヨシ寄りに3人が座り、
その他の客4人を合わせた総勢13人を乗せ、朝5時に舫いが解かれた。
朝焼けの中で入念に釣具をチェックするご隠居さま
白浜沖のポイントまで航程約20分。梅雨の合間で雨の心配はほとんどなく、
上は半袖ポロシャツ1枚。サンダルを濡らす海水が裸足に心地よい。
「水深35メートル。たまに根掛かりしますから気をつけてやって下さい」
船頭のアナウンスを合図にスタートフィッシング。
エサのアオヤギは肝が大きく、ベロも鮮やかな朱色で申し分ない。
大原以来、2カ月振りのフグ釣り。てんこ盛りにエサを付けて投入する。
キモたっぷりのアオヤギは申し分ないエサだったが…
「はい、フグがあがりましたよ~」
船中第1号の祝声が響いたのは右舷トモ寄りの釣り人。
次いで右舷ミヨシ側のK君と後輩フルちゃんが続き、右舷側が先行する。
やがて左舷大ドモに陣取るフクちゃんも竿を曲げ、左舷側もポツポツとアタリだす。
自分の体型そっくりのメタボな良型フグを掲げるT(写真:千鯛丸せんちょ)
上がってくるフグは、ほとんどが20~25センチの中型以上。
背中から腹にかけてメタボに膨らんだこの時期特有の体型が愛くるしい。
自身第1号のフグも25センチ級のずんぐりむっくりフグ。
カットウから外す際に手間取ってしまい、
ぷっくら膨らんだ状態で落下した後には、船体に“射精”の痕跡が残っていた。
最小でも20センチ級。このサイズのでっぷり型が白子持ちだった
移動直後は誰かしらが竿を曲げるものの、アタリは単発で長続きしない。
水温はおよそ19度。濁り潮で逆潮はほとんど流れていない。
産卵期の群がまだ固まっていないようで、わずかな反応を求めて移動を繰り返す。
そのうち、船は怪しげな濃霧に包まれ、どんよりした時間だけが過ぎていく。
トップがツ抜けした頃、船頭はさらに南下を決意し野島崎沖に移動。
良型が顔を見せるポイントだそうだが、残念ながら期待には応えてくれなかった。
この頃の外房・南房にはしばしば濃霧が発生していたという
再び白浜沖へ北上。小型の数釣りで帳尻を合わすこともできるそうだが、
白子フグを求めてきた釣り人の意を汲んでくれ、
少しでも良型に出会えそうなポイントを流してくれる。
そんな船頭の心意気に報いるように、短いながらも“時合”がやってきた。
遠投釣法を繰り返すヒロちゃんは連荘でアタリを引き出す。
わざわざ生アサリを持参した横芝のご隠居は、
船上で殻ムキした特エサの食わせ釣りで船中唯一の一荷釣りを披露。
ムラさんもいつもながらの飄々とした釣法で良型を連発する。
飄々釣法のムラさんは良型を連発してご満悦(写真:千鯛丸せんちょ)
終盤は地先の港口まで戻り、小一時間ほど“残業”までさせてくれ、
良型交じりで各自が数をそろえることができた。
釣友9人の釣果は10~20匹と数としては満足のいくものではなかったが、
釣り人の想いを汲み気持ちよく釣らしてくれる船宿で
ズシリとした良型フグのアタリを堪能することができた。
期待の白子率は思いのほか低く2、3割。
30センチ級のデカフグはほとんどがメスだった。
ちなみに外道は良型のカワハギ、ウマヅラハギが各自2、3枚。
フグ釣りでは初めて登場したTが釣ったウツボには驚いた。
大物を期待するTに掛かったのは珍客の大物ウツボだった
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30cm以上の大型は、なぜかメスが多いのは共通ですね(^^;;)
湾フグは、また木更津もボチボチ出てるとか!型がデカイそうです! 今年の湾フグは様変わりですよ(^^)
早々のコメントありがとうございます。
ガマガエル同様、子孫を残すメスはでかく、
小ぶりのオスどもがそれに群がるのでしょうか。
湾フグはいつもタイミングが合わず二の足を踏んでいます。
期待の大貫沖ポイントのフグ大集合も、そう遠くないのでは。
フグでかいですね~。
私には南房でフグってイメージがありませんでした(笑)
昨年は白子フグに何度もいったんですが、
今年は諸事情や、釣り物が増えて全然です。
1回行ったから、まぁ~いいかって感じ。
でも、もう一回行きたい(笑)
今後とも宜しくお願いします^^
やっぱり色んな引き出しを持ってる人が
数釣るんですね~
白子率はちょっと残念ですが、良型ばかりで
食べごたえありますね~羨ましいです~♪
外房カットウも面白そうですねえ、外道がなかなか湾奥ではなじみ無い顔ぶれですね。
ウツボも、美味いんですよねえ。プリン体の固まりらしいけど。
千倉の道ばたで干物ウツボ買ったことがあったなあ。
ではまた。
いち、にっ、さん!の釣りが苦手の隠居は、
最初から食わせ一本やりで行こうと、女房が差し入れしてくれた活けアサリを持参しました。
漁場に向かう道中で、パシッ、クルリ、ポイッとアサリを剥きながら、昔入れ込んだ竹岡沖のカワハギ釣りを思い出して懐かしかったです。
ところで大問題が・・・。食わせフグに関しては何の知識もないままに、ハゲ針4号とフロロ3号の組合せで仕掛を作ったために、掛けた後に切られるケースが頻発!5匹ほどバラシ!
そうだ!フグって前歯でがしっと噛むんだっけ・・・、と思った時は後の祭り。
カー君がくれた長軸の仕掛けを見て、そうだぁ、これでないと出っ歯の餌食だよ。
たかじまるさんが覗く目の前で、悠然と泳ぎ去った奴は、かなりの良型だったなぁ。
でも、掛かりどころの良い奴を12匹ほど手に入れて、隠居は大満足でした。
奮闘中に、【食わせつりも捨てがたいなぁ】と言ってくれた船長の言葉に感激!
次回は、長軸の針に噛み付き防止のビニール
パイプを通した鉄壁の仕掛けで挑みますので、お誘いください。お礼は白子という事で(笑)
コメントありがとうございます。
南房は専門船が少なく場荒れしてませんから、ウブなフグが多いんですよ。
数は期待できますが、自分で捌かなきゃいけない点がネックですかね。
湾フグもまだ期待できるようですから、いかがですか。
コメントありがとうございます。
昨晩はお疲れっした。
白子は数が少ないだけに貴重で、おいしく有り難く頂けるんですね。
飽きるほどあったら、それこそ通風が心配です。
コメントありがとうございます。
ご一緒に呑めてよかったです。今後ともよろしくお願いいたします。
ウツボの干物は南房名物ですね。食べたことはありませんが、
コラーゲンとカルシウムたっぷりのようです。
また南房ツーリングに行っちゃってください。
コメントありがとうございます。
当日は遠路お疲れ様でした。数は揃いせんでしたが、
良型含む全員ツ抜けでよかったのではないでしょうか。
食わせバリについては昨年もハゲバリを使用されていたんでご進言したはずですが(汗)
食わせフグ釣りも釣趣があって捨てがたいです。
お馬鹿な南房フグはアサリも効果があるようですね。
白子フグ再挑戦という声も耳に入っていますんで、
その際はまたお声掛けします。