貧果に泣いた初釣りフグの無念さを払拭するため
釣友K君と北総のご隠居&ムラさんを誘い22日(土)、
めでたい赤魚の鬼カサゴを求めて勝浦港・初栄丸から出船した。
勝浦港からほぼ真沖に走ったポイントは水深190メートル前後。
まずは、エサにも土産にもなるサバを調達するため、
フラッシャーサビキのオモリ200号で釣り開始となる。
釣り座は左舷2、3番に自分とK君。右舷3、4番にご隠居、ムラさん。
釣り人は11人と、そう大きくはないこの船ではオマツリ覚悟と腹をくくる。
オニの特エサとしてムラさんが用意してくれたタイ産イイダコ。ちょっとデカすぎた?
船頭がアナウンスした指示ダナは「170メートルから下」。
中層のゴマサバ群をやり過ごせば、底には丸々と太った
今が旬の美味なマサバが待ち構えている。
期待を込めてロッドを海中に垂直に立て、少しでもスムーズにと糸を送る。
70、80、90と順調に回転していたスプールが次第に緩くなり、やがてストップ。
と同時に竿先をガタガタと揺るがすゴマサバ洗礼に見舞われる。
周りを見渡せばどの釣り人も苦笑いを浮かべ、ひん曲がった竿と格闘している。
スーパーで見つけたワカサギも試してみたが…
高速で巻き上げ、バタバタと船床を賑わしたのは、
いずれも軽く30センチを超えるゴマサバ。7本バリに6本が掛かっていた。
出船前にご隠居から「ゴマサバの群を抜ける方法はナニ?」などと
こちらが聞きたいコトを質問されたが、流行のタングステンシンカーを使うか、
祈るしかないと思うのだが…。そもそも深場用のそれは見たこともない。
50号で3,900円位だから200号だと…、アホらしくて掛け算もしたくない。
2度、3度と繰り返し、キープサイズとの入れ替え戦をこなした後、
初めて“ゴマサバ関所”をくぐり抜け、ようやく水深170メートルを通過した。
190まで仕掛けを下ろし、そこからしゃくり上げながらロッドを煽っていく。
175で第一の衝撃に襲われ、さらにしゃくり続けると第二、第三の衝撃波が到来。
船頭の好きなフレーズの「ドドスコスコスコ、ドドスコ、ド~ン」という
メガトン級の重さに翻弄される。すかさずラブ注入、いや、電動オン注入。
縦横無尽のサバに振り回され写真が少ない。あまり大きく見えないが、上のゴマサバも軽く30㎝オーバー
ハリスは大丈夫として、幹糸は何号だったろうか。オモリ200号を引き回しながら
右往左往する大サバたちを無事巻き上げることはできるのか。
悲鳴を上げる電動丸3000は、苦しそうに何度も回転を止める。
切れないようガチ巻きのドラグを緩めて凌いでやるが、
このクラスのリールでは無理強いはできない。
残り10メートルとなったところで、左舷ミヨシ3人でのオマツリに見舞われた。
ミヨシ1番の釣り人が仕掛けを上げて解いているうちに
2番の自分の道糸はどんどんトモ側に流れていき、
トモの釣り人もオマツリに巻き込んでしまう。
状況を察した船頭はすぐにトモのオマツリを解き、仕掛けの回収と同時に
何匹かのサバをごぼう抜きするのが見えた。
その中にイナダのような大物の姿も確認できた。
向きが逆だが、サバの釣果で初の記念写真(photo by 初栄丸センチョ)
ミヨシのマツリから解放され、オモリを回収するためにトモに行くと
レギュラーサイズのゴマサバ2匹と、40センチ級のマサバ1匹を従えて、
丸太のようにぶっとい巨大マサバが船床に転がっている。
「それ全部、おたくの仕掛けに付いていたサバだよ」
トモの釣り人がそう教えてくれた瞬間、小躍りしたくなる気分に。
サンパクサイズのマサバを小脇に抱え、そそくさと自席に戻る。
改めて見ると48㎝の大マサバは、やはりデカイ
改めて大マサバをまじまじと眺めてみる。
「でかい」のひと言に尽きるサイズは、実に48センチ。
胴回りは、両手の親指と人差し指をリンクさせて中に収まるほどの太さ。
船頭がよく称するまさに「豚サバ」で、惚れぼれする体形である。
胴回りの太さも尋常ではないデブ。まさに豚サバ。大トロの味が楽しみになる
すぐにエラ下のカマ部分をナイフでカット、頭を持って豪快に首折りして締める。
足の早い青モノだけに、手早い血抜き処理が味を左右することは言うまでもない。
氷を砕き、海水を適量入れてキンキンに冷やしたクーラーに丁寧に収める。
この時点で、大オニよりも確実に旨いであろう“大マサ”を手にしたことに満足。
オニカサゴ編は本命狙いにもかかわらず、次回につづく、とする。
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まるかつの一番好きな魚もコイツです!
コメントありがとうございます。
大オニ持って写りたかったけどね。
ワカサギはエサ持ちはよかったけど、効果はいまいちでした。
またチャレンジしますよ。
コメントありがとうございます。
船頭がそう呼ぶんですけどね。でも、まさにブタに相応しい体形でした。
水深170メートルから子分3匹とオモリ200号を引き連れて
巻き上げるのはとんでもない重さです。
コメントありがとうございます。
やはり断面図が気になりますよね。
ライティング悪くたいした絵は撮れませんでしたが、
ピンクと白だったかな。なるはやでアップしなきゃ。
コメントありがとうございます。
本命オニは…、盛り上がりにかけました。
大サバ釣った瞬間から、大トロを食べることしか考えていませんでしたから。
コメントありがとうございます。
200号トップガンがあれば1等賞でマサバにたどり着くでしょうけど、
船賃より高くついてしまいますからね。でも超特急で
ゴマもついてこれないでしょうから、試してみたい。
コメントありがとうございます。
こいつが釣れた時点で、本命オニはどうでもいいと半分あきらめました。
脂は、バッチリでしたよ。アタリ。
サバ持った髭姿の正体はやはりおいちゃんだったんですね。
48cmとはデカイっすねぇ。
特餌にわかさぎですか。
結局鬼って何でも食うのかな?
48cmの真鯖は物凄く魅力的です!
鯖は市場に買出しに行っていますが、
こんなでかいの見ませんよ~。
ビシアジのとき、よく鯖が混じったので
刺身もよく食べましたし、
大衆魚の中でも大好きな魚です!!
赤い魚編も楽しめそう(^^)
真っ白?真っ赤?www
読みながら オニくん釣りは何処に行っちゃったんだろうと・・・・・^^;
マサバくんも旨い奴は旨い(あたりまえかっ!!)んでよいゲストっつうことで!
後編(本題!?)もたのしみにしております(^^)
やっぱり、サバは旨いですよね~。
ゴマの絨毯を突破する時は、ヤッパリ祈るしかないです(笑)よね。。。
タングステン200号。。。笑えました。
サバの食レポ&本命編も楽しみしてますよ(^^♪
なんだかんだ言って釣魚の中でしわぶって一番旨いのはコイツじゃないか?ってやつですよね^^
久里浜のマダイでもこの時期50cmオーバーのマサバが混じるんですよ。
でもこれが結構アタリハズレがデカイんですよね~^^;
開けてみて全く脂がない時の落胆といったらそりゃ~もぉ><
後編、期待してます^^)/