釣の棲家

終の棲家を求め千葉へ移住。旬の魚をすわぶるために迷釣する房総釣行記。

珍案「ヒラメ用鼻カン仕掛け」

2009年02月05日 10時21分12秒 | 船外記
「ヒラメ釣りはエサ付けが肝心」とよく耳にする。
活きエサのイワシに親鈎を掛けるには、鼻の穴に通す「鼻掛け」がイワシへの負担が軽く
ベターと言われるが、鈎先に小さな光玉(ストッパー)を付けていても、しばしば鈎先が
エラ下に刺さったり、目に突き刺さったりしてイワシが弱ってしまう。

なにより、鼻掛けは鈎が外れやすく、仕掛けを上げてみると、背中に打った孫鈎は刺さっ
ていても親鈎は外れていたという苦い経験は、一度や二度でない。また、親鈎を口中から
上顎の堅い箇所に抜く「口掛け」は比較的外れにくいが、刺し所が悪いとイワシが弱るの
も早い。



そこで、珍案を考えたのが、アユの友釣りの仕掛けを応用した「ヒラメ用鼻カン仕掛け」。
これまでに同様の仕掛けを考えた釣り人は数多いるだろうが、我流で作ってみた。

市販のアユの「鼻カン」に巻かれている糸を親鈎のチモトに添えて外掛け結びでハリスを
結び、鈎の結び目の横に鼻カンを装着する。親鈎と鼻カンの接合強度はあまり必要ないから、
これだけで十分だ。



付け方は、親指の腹で鼻カンのバネの隙間を空け、イワシの鼻の穴に鼻カンを通す。
後は親鈎を固定するため、鈎先を背びれの前に軽く刺す。
孫鈎を打つ場合は、通常通り背びれの後ろに付ければOK。



予め鼻カンに付いている自動ハリス止めに“第3の鈎”を付けても構わないが、
強度的に不安があるのと、釣れれば何でもアリの“魚〇名人の地獄バリ”のようで
オススメできない。



鼻カンは、最初は慣れるまで刺しにくいかもしれない。1つ100円程度と安くはないが、
「快適ハナカン」など各社から使いやすそうな商品もあるので、こちらで試してみるのもいい。



実釣編は、次の機会に。





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