トロ~リ、ねっとりと、口の中で渦を巻くように広がるフグの白子の旨さ。
本場・下関では「白いダイヤ」と賞賛されるほど高価なものであり、
トラフグのそれは、ちょっとした料亭で食せば一ハラ2、3千円はくだらない。
この時期、釣り人の特権で味わうことができるのが、ショウサイフグの白子。
最上級のトラフグにも引けを取らない感動的な味は筆舌に尽くしがたいものがあり、
釣りを趣味にして本当に良かったと実感するのである。
この日の釣り人は10人。我々はミヨシ左右に3人ずつ座った
前回の釣行に行きそびれた横芝のご隠居からのリクエストもあり、
再び釣友を誘って6人で20日(土)、洲ノ崎漁港・北山丸から出船した。
洲崎灯台上に昇った朝日を浴びながらポイントへ
朝日に浮かび上がる洲崎灯台に見送られ、航程15分ほどの平砂浦沖25mから開始。
前日のシケで底荒れを心配したが、意外にも第一投、二投と連続で本命が掛かった。
幸先良いスタートを切ったものの、やはり潮色は濁り気味でフグの反応は少ないという。
その後もポツリ、ポツリと当たるがいかんせん型が小さく、
白子はとうてい望めなそうもないサイズばかりが続いた。
膨れっ面フグにご満悦のムラさん。ミヨシはご隠居さま (photo by 北山丸)
途中、浮き気味の反応が出てきたことから、気分転換を兼ねて胴付き喰わせ仕掛けに変更。
3本バリに持参した剥きエビを小ぢんまりとつけ、ビール片手に座ったままのんびりとアタリを待っていると…、
「いいですね~、釣りをしながら船で酒を呑むのは。美味しいんですよね。
いいんですよ~、船から落ちなければ。いくらでも呑んでもいいんですよ、
お客さんの自由だから。できれば私も呑みたい位ですから。エヘヘ」
北山丸若船長の軽妙洒脱? なマイクパフォーマンスが船上を賑わせる。
ハンズフリーに代えればいいのにと思うほど、操船中も常にマイクを離さない若船長は、
仕掛けの上げ下げの際の丁寧なアナウンスはもちろん、
反応が上ずった時の釣り方など、こと細かく乗船者に語りかける。
人によっては煩わしいと感じる人もいるかもしれないが、
釣り人を楽しませる、飽きさせない、そして釣らせるサービス業としての
遊漁船船長の“接客術”には感心させられた。
良型を釣り上げたのはk君。ミヨシのFちゃん、T君も真剣に竿先を見つめる (photo by 北山丸)
その後ムラさんの猫ザメ騒動や、T君のキロ級マダコの登場で大いに賑わったが、
そのうち潮が流れ出すと潮っ方(潮通し)は最悪でグチャグチャの潮になり、
道糸は十字を切るように前後左右に暴れ回り我々を翻弄した。
当然のようにオマツリが頻繁になったが、この際も若船長のアナウンスが
ささくれ立った釣り人の気持ちをなだめてくれる。
初めて使用したブルーと金色のラメ錘がよく当たった。竿ケースを再利用した仕掛け入れもまずまず
後半はさらに濁りがきつくなり、フグの反応も激減。
どよ~んとした重苦しい時間が長く続いた。
ところが終了30分ほど前になって突然潮通しが良くなり、
ガツガツと俄然フグがやる気を見せ始めたのだ。
若船長の分刻みのカウントダウン・アナウンスに背中を押され、
沖上がりを惜しむように誰もがラストスパートをかけてフグを追釣した。
終わってみれば仲間6人で10~33匹の釣果。
良型の白子フグも各自3~6匹と洲ノ崎フグとしては大漁とはいえないが、
仲間内のレジャー釣行として大いに楽しむことができた釣りだった。
この日は33匹の釣果。“白いダイヤ”の白子入りは手前6匹のやはり良型サイズに
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本場・下関では「白いダイヤ」と賞賛されるほど高価なものであり、
トラフグのそれは、ちょっとした料亭で食せば一ハラ2、3千円はくだらない。
この時期、釣り人の特権で味わうことができるのが、ショウサイフグの白子。
最上級のトラフグにも引けを取らない感動的な味は筆舌に尽くしがたいものがあり、
釣りを趣味にして本当に良かったと実感するのである。
この日の釣り人は10人。我々はミヨシ左右に3人ずつ座った
前回の釣行に行きそびれた横芝のご隠居からのリクエストもあり、
再び釣友を誘って6人で20日(土)、洲ノ崎漁港・北山丸から出船した。
洲崎灯台上に昇った朝日を浴びながらポイントへ
朝日に浮かび上がる洲崎灯台に見送られ、航程15分ほどの平砂浦沖25mから開始。
前日のシケで底荒れを心配したが、意外にも第一投、二投と連続で本命が掛かった。
幸先良いスタートを切ったものの、やはり潮色は濁り気味でフグの反応は少ないという。
その後もポツリ、ポツリと当たるがいかんせん型が小さく、
白子はとうてい望めなそうもないサイズばかりが続いた。
膨れっ面フグにご満悦のムラさん。ミヨシはご隠居さま (photo by 北山丸)
途中、浮き気味の反応が出てきたことから、気分転換を兼ねて胴付き喰わせ仕掛けに変更。
3本バリに持参した剥きエビを小ぢんまりとつけ、ビール片手に座ったままのんびりとアタリを待っていると…、
「いいですね~、釣りをしながら船で酒を呑むのは。美味しいんですよね。
いいんですよ~、船から落ちなければ。いくらでも呑んでもいいんですよ、
お客さんの自由だから。できれば私も呑みたい位ですから。エヘヘ」
北山丸若船長の軽妙洒脱? なマイクパフォーマンスが船上を賑わせる。
ハンズフリーに代えればいいのにと思うほど、操船中も常にマイクを離さない若船長は、
仕掛けの上げ下げの際の丁寧なアナウンスはもちろん、
反応が上ずった時の釣り方など、こと細かく乗船者に語りかける。
人によっては煩わしいと感じる人もいるかもしれないが、
釣り人を楽しませる、飽きさせない、そして釣らせるサービス業としての
遊漁船船長の“接客術”には感心させられた。
良型を釣り上げたのはk君。ミヨシのFちゃん、T君も真剣に竿先を見つめる (photo by 北山丸)
その後ムラさんの猫ザメ騒動や、T君のキロ級マダコの登場で大いに賑わったが、
そのうち潮が流れ出すと潮っ方(潮通し)は最悪でグチャグチャの潮になり、
道糸は十字を切るように前後左右に暴れ回り我々を翻弄した。
当然のようにオマツリが頻繁になったが、この際も若船長のアナウンスが
ささくれ立った釣り人の気持ちをなだめてくれる。
初めて使用したブルーと金色のラメ錘がよく当たった。竿ケースを再利用した仕掛け入れもまずまず
後半はさらに濁りがきつくなり、フグの反応も激減。
どよ~んとした重苦しい時間が長く続いた。
ところが終了30分ほど前になって突然潮通しが良くなり、
ガツガツと俄然フグがやる気を見せ始めたのだ。
若船長の分刻みのカウントダウン・アナウンスに背中を押され、
沖上がりを惜しむように誰もがラストスパートをかけてフグを追釣した。
終わってみれば仲間6人で10~33匹の釣果。
良型の白子フグも各自3~6匹と洲ノ崎フグとしては大漁とはいえないが、
仲間内のレジャー釣行として大いに楽しむことができた釣りだった。
この日は33匹の釣果。“白いダイヤ”の白子入りは手前6匹のやはり良型サイズに
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コメントありがとうございます。
シケ後の濁り潮とグチャグチャの潮方で大変でしたが、
なんとか33匹ゲットできました。
数はあがりましたが、型は前回の千倉の方が大きかったですね。
南房白子フグは今月いっぱいくらいは大丈夫では?
遅ればせながらBookmarkさせていただきました。
今後ともよろしくです。
やっぱ南房は安定してますね~(^^)
大原始まるまでは南房にも行こう♪
てか洲ノ崎でもフグ船出してるトコあったんですね!
調べてみます。
また続き書いたら見に来ますね~(笑)
はじめまして。
書きかけの拙いプログにコメント頂きありがとうございます。
フグは釣って愉し、喰って旨しの最上のお魚ですよね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
“白いダイヤ”など白子の表現、参考になりました。
事後承諾で恐縮ですが、これから貴ブログ(特にフグ)を愛読させて貰います。どうか宜しく!(^^)