あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

ハリス と ヘレナ

2010-02-07 23:12:13 | 日記
今日、夕方から出かけたため戻って、遅い夕食を食べたら丁度、テレビの 日曜洋画劇場 ていうのが始まって、「 トロイ 」 を放映するとの事。

テレビの洋画劇場って、何年ぶりか、ひょっとしたら何十年振りかって位で、本当に久しぶり・・・・いつもなら、事務所で、パソコンでキーボード打ってる時間ですので・・・

で、本当は、やる事もあったんですけど、ついつい、観てしまいました。

アメリカ映画の、ブラッド・ピット主演の映画なんですけど、以前から一度、観たいと思ってはいたんですよね・・・ ブラッド・ピット主演だからじゃなくて、この映画が、ハリスとヘレナ の、テーマだからなんです。


私が、高校生時代、戯曲に没頭していた頃、「 トロイ戦争 」 をテーマにした、作品がいろいろあって、とてもこのテーマに興味あったんですよね・・・

「 ハリス と ヘレナ 」 「 トロイ戦争は起こらなかった 」 などと言うタイトルだったように思います。

このテーマでは、オペラでも グルックが、 「 バリーデ と エレーヌ 」、 ベルリオーズが、 「 トロイアの人々 」 とかいう題名の作品もあるましたよね・・・

オペレッタでは、ジャック・オッフェンバッハが、 「 美しきヘレナ 」 という喜劇っぽい作品もありましたよね・・・

( ヘレナ=エレーヌ ですよね エレーヌって言うのが、ドイツ語だったかな?・・ ) 

私が、このテーマに興味を持っているのは、同じお話なのに、解釈の違いで、いろいろな見方をしている・・って事なんですよね・・・

「 パリス と ヘレナ 」 の関係を、純愛物語として捉えたり、浮気女のヘレナが トロイ王子のパリスを誘惑したとか、 二人に関係は淫乱極まりないとか、パリスが、ヘレナを誘拐したとか・・・実に様々・・・

こんな風に、一つの事が、いろいろな見方をされる、って言う事・・・これって、すごい事だと思いませんか・・・


私達が、行った行為も、捉え方で、善にも、悪にもなっちゃう可能性がある・・・そういう面を持ってるって事ですよね・・・

つまりは、事実は一つでも、それを見る人の見方によって、ずいぶん違ってしまうって言う事・・・ どう考えるかによって、ひょっとしたら、人の心を傷つけちゃう事もあるんだろうなあ~ って思います。

映画 「 トロイ 」 は、・・・ちょっと途中まで観てやめてしまいました・・・

テレビだと大分、カットされてしまってるみたいですし、 ( 話のつながりが、急に飛んじゃったりするじゃないですか・・・劇場で見るんじゃないんで、当然ですけど・・CMの時間も不可欠ですしね・・ ) 主役がスパルタカスの、ブラッド・ピットですからね・・・ なんか、現代風過ぎる感じ・・映画だと、神話 ( 神々の存在 ) が見えてこないんですよね・・・映画では、あえて、歴史劇として描いてる感じですしね・・・


同じもの・・・見かた、いろいろかあ~・・・ シンプルなドレスが、下着に見えるのも、同じ事かなあ~ ・・・・

未完成

2010-02-07 11:06:10 | 日記
一昨日、ちょっと書きこんだんですけど、今、制作中の作品、未完成ですけど、アップしてみました。

一見、何の変哲もない、ものですけど・・・・ 予想以上に、苦労しちゃいました・・・

短冊形の細長く切った布を縫い合わせてあるんですけど・・・・実は、この短冊型に切った布、13枚縫い合わせてあるんです・・・・

微妙に形を変えて縫い合わせる事で、胸元からウエストラインの柔らかい女性のラインを作りだしているんですけど・・ 初め、作ったら、寸胴の筒になっちゃって、作り直したら、今度は、 トルソーに入らなくて・・・小さくなっちゃったんですけどね・・

作り直したら、丈が短くなっちゃいましたし、ゆったり過ぎて・・( イメージと違うラインじゃん ) って感じで、作り直し・・・

やっとの事で、思っていたラインになりました。

生地が光沢のあるシルクサテンですので、縫ってると、繊維がほどけて来てしまうし、生地が滑って予定したラインが出てこないし・・・その上、使用している糸が、透明色の糸なんで、気が付いたら、糸が針から抜けちゃってるし、糸がどこに行っちゃたのか、判んなくなっちゃうし・・・とまあ、大変な作業・・・

黒い模様は、以前にちょっとアップした ビーズタティングした物を、縫いつけてあります。 見え難いかもしれませんけど、所々に、クリスタルオーロラのスワロを付けてあるんですよ・・・ わかるかなあ~・・・・・

紐みたいに見えるかもしれませんけど、ここの部分もタティングした物なんですよね・・・
簡単そうに見える模様でも、すごく、凝ってるんですよね・・・ 私の事ですから・・・


全体的なふくよかなラインは、裏側にもしっかり裏地を縫いつけてあるからで、これが、メチャ大変でした・・・

と、言いつつ、まだ 「 未完成 」 としてあるのは、これで完成だからじゃありません・・・

この作品はちょっとした仕掛けがしてあって、これから、変化していく予定なんですけどね・・・取りあえず、このラインが大事なんで、覚えておいて頂けたらなあって思って、アップしてみたんですけどね・・・・


家内にちょっと見せたら・・・

「 あら、下着まで作ったの? 」 と一言・・・・ 「 ・・・・ 」 そうかあ~・・・ 下着に見えちゃうんですね・・・・ 女性の下着って、良く判りませんけど、そう言えば、アメリカのミュージカル映画 「 略奪された七人の花嫁 」 に出てきていた女性達、足がスラックスみたいに分れてる以外は、こんな感じのラインでしたね・・・

当時の男性下着も、今でいう、「 つなぎ 」 と同じタイプで、上下くっついてるのを着てましたけど・・・

ん~ ・・・・ と~っても苦労して作っても、・・下着かあ~ ・・・・