一目づつ結ぶ度、一段づつ出来る度、イメージが変わっていきます。 一粒の種が 芽を出し 葉が開き 茎が伸びて 蕾が付いて ゆっくりと 花弁を拡げ、花を咲かせる ・・・
手芸というものの 素晴らしさは その過程を 自分の手で 作りだして行く事 ・・・・ 一目結び、また一目結び、・・・ 思えば とても地味で 気長に繰り返し していく行為 ・・・・ でも その 一目づつが とても大切な事であり、そして 全体を支える 大事なもの ・・・ 普段 何気なく 繰り返している日常生活でも、 それは とても大切なことであり、生きていく上での 大事なもの ・・・・
誰もが その事は 無意識に心の中で感じ、行動している事ですが、糸を絡め、結び 繋いで行く事で、その事が 無意識の心から 意識ある心の動きとして 行動して行くことを感じます。
作品は 出来あがったから 美しいのではなく、その過程が とても美しいものです ・・・ その美しい過程が あるからこそ、出来あがった物が 美しいのです ・・・ 他の人の 評価は どうあれ、 そこには 作者の 心が 込められているから ・・・
私達の生きるさまも、きっと 同じ事、 生きている過程が とても美しい事 なんですよね ・・・・ 他の人の 評価はどうあれ、 生きていく事には 常に 心が 込められているのだから ・・・