特別な事のなかった昨日、一昨日。そんな事から最近考えていること「今この時代に必要な政治のリーダーには何が必要か」を少し記載させて頂きます。
本日は春分の日。例年であれば、この時期には未だ桜が咲く時期ではありませんが、今年はもう少しで咲きそうな感じです。ちょっと大げさに考え過ぎかも知れませんが、本当に地球温暖化による自然への影響が生態系、生物のリズムを変えていっているのかもしれません。
そして現在世界中に広がってしまった新型コロナウイルス。何百年か前までは大陸を渡ってこれ程の速度で広がる事は考えられなかったと思うのですが、今では飛行機や船を通じ世界中に一気に拡散していきます。(情報はもっと速い!)
次に、自分の生活する身の回りを見たらどんな時代なのか?新聞には一気に世界の事が知れる情報があふれ、国内でも同性婚、人生100年時代、老々介護、ゲーム規制条例、虐待等など自分が若かった頃には無かった概念、言葉が当たり前の様に出現する「多様性の時代」になっていると捉えています。
さて、こんな時代に必要な政治のリーダーには何が必要なのか?
決断力? 実行力? 想像力? 説得力?
この多様性の時代に一人のリーダーで何から何までアイデアを出して、課題解決を図る事は実質的に不可能で、多くの人の意見を引き出せる雰囲気を作って意見を出させ、その意見を聞いた上で、より良い解決策を導くことのできる力ではないかと考えています。
これを敢えて言葉にすれば「引き出す力」「聞く力」としか言えないかも知れませんが、今この多様性の時代には、このような力が求めれれているのではないかと考えます。
そしてその力を発揮できるか否かのポイントはその人がもつ「真摯さ」にある、と思います。
リーダーになれば、自分に耳障りの良い事は結構入ってきますが、苦言は中々入ってきません。最初の内、側近は”頑張って”苦言を呈してくれますが、その最初の内に”むっと”してしまったり、逆切れしてしまう様だと、それ以降は苦言を呈してくれる側近はいなくなり、自分の周辺にはイエスマンが”整列”します。
それでは結局、この多様性の時代に独断が先行し、リーダーは孤立、組織、集団を最適解へ導く事はできなくなる様に思います。
「実る程、頭を垂れる稲穂かな」昔の人は上手く言ったものですね。
最近考えている事でした。
本日は春分の日、屋外で太陽の光を浴びて過ごしたいものですね(with smile)