ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「夜の大捜査線」

2009-07-09 21:59:42 | Weblog
                            「夜の大捜査線」

久しぶりにこの映画をDVDで観た。

いつ観てもイカした映画だ。

人種差別、殺人事件など、重いテーマを扱いながらも、レイ・チャールズの歌うメジャー・ブルースがニクイほど作品に風を吹き込む・・。

7月14日(火)の午後1時30分より、テレビ東京でこの映画を放送するらしい。
気が向いたら録画などして観てみるのもいいかも・・。

この映画の原題は「In the HEAT of the Night」である。

舞台はミシシッピー州の田舎町、スパータ。根強い人種差別の残る町である・・。

タイトルの通り、夏の夜の暑さがこちらにも伝わって来そうな映像である。

この夏の暑い夜に、殺人事件が起こる。

容疑者として警察署に連れてこられたのは、バージル・ティッブス(シドニー・ポワチエ)と名乗る黒人の男だった。
駅の待合室で列車を待っていたという。

警察署長ビル・ギレスピー(ロッド・スタイガー)はすでにティッブスが犯人と決め付けていた。

しかし、ティッブスはやにわに茶色い警察手帳を取り出してビルに見せた・・。
彼は、フィラデルフィア市警の刑事だったのだ・・・!


と、こんな感じで始まるですよ!

全編にわたって夜のシーンが多いっす!!むせ返るような南部の夏の夜です。

バージルとビルは協力して捜査することになるのですが、'60年代の南部の田舎町です。いたるところでバージルは黒人差別の壁に突き当たります。

ビル自身もバージルを差別しているのです。ただバージルが殺人事件に詳しい刑事だから心ならずも協力してもらっているのです。

ビルを演じるロッド・スタイガーがいいんですよ。
最初バージルと会ってから、ラストで彼を見送るまでの心の変化を見事に演じている。
この演技で彼はアカデミー主演男優賞を獲得している。

作品自身もアカデミー作品賞を受賞している。

音楽はクインシー・ジョーンズが担当している。

レイ・チャールズが歌うテーマ曲「In the HEAT of the Night」が忘れがたい印象を心に残す・・・。