ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「なくもんか」

2009-12-02 20:55:34 | Weblog
                              「なくもんか」

監督 水田伸夫
脚本 宮藤官九郎

水田×宮藤、『舞妓Haaaan!!!』のコンビが再び阿部サダヲと組んだ、「家族」をテーマにした、泣ける(?)喜劇か、笑える悲劇(?)を観にいって参りました・・。

ネタバレあります!!
あまり期待していなかった(ゴメンナサイ)せいもあってか、すごく楽しめました(^^♪!。
阿部サダヲの笑いのツボが心地よく感じられるようになりましたね(舞妓・・を観た時は正直よく解らなかったのですが)。

笑いあれば涙ありとよく言いますが、本当に目頭が熱くなるシーンがいくつかありました。

ちょい、あらすじ・・・。
主人公の祐太(阿部サダヲ)は子供の頃両親が離婚し、父親に付いて行ったが・・。この父親(伊原剛志)がとんでもないイイカゲン男で、住み込んで働くはずだった惣菜店の金を盗んでトンずらし、残された祐太はなしくずし的に店主の山岸(カンニング竹山)に育てられることになる・・。

祐太は働いた・・。笑顔を絶やさずに。八方美人だと言われようがなにしようが、
「好きでやってますから!!」なのである。

店主の娘・徹子はハムカツの食いすぎで太って家を離れた・・。
身を粉にして働いた祐太は店主に認められ、「デリカの山ちゃん」二代目店主となり、秘伝のソースの作り方も伝授された・・。

山岸亡き後、認知症になったつれあいの安江(いしだあゆみ)の面倒を見ながら笑顔で働く祐太の元に、20㎏の減量とプチ整形をした徹子(竹内結子)が戻って来た!・・子供を2人連れて・・!

そして今まで判らなかった弟・祐介(瑛太)の行方も・・・!


という感じなのですが、阿部さんスゴい!
もう彼の才能がいかんなく発揮されていましたな。

笑いのネタ明かしはしたくないのですが、“携帯バッテリーネタ”はツボにはまってしまいましたな(笑)。

徹子役の竹内さん、「サイドカーに犬」以来ファンなのですが、いつ見ても美しくて思わずパンフレット買おうかと思ってしまいました(笑)。

あと、ポイント、ポイントでいしだあゆみさんのセリフに、胸がグッときて、目頭が熱くなってしまいました。やはり人生の大先輩の演技は、重みがありますな・・。

瑛太演ずる祐介と漫才のコンビを組む「金城大介」を演じた塚本高史も良かったですよ(^^♪。


ひきばっち的満足度★★★☆