日産オースター。ボディ造形はあと2回で終了となりそうです。
前回までのボディですが、71カローラのウインドウのフィットを優先することに決めたものの
ウインドウモールからルーフへの広さがやはりこの時代のクルマとイメージが違います。
この頃はボディ剛性よりも見た目のシャープさを優先(本当か?)してたのかルーフがとても薄い。
ハイソカーブームの頃の71系マークll三兄弟やクラウンなど写真を見るとまっ平で薄い。
今回作っているオースターもルーフが薄く、ベースキットの71カローラは70年代末期のデザインなのでやはり分厚い。
キットのクリアパーツはボデイ窓枠にぴたりと嵌り、一段下がったところに段がついていてボディにフィットします。
一段上がった部分がボディと面一になる形状です。
一段下がった分を計算すると天地面積が稼げると判断して一段上がった部分を削ることにしました。
クリアパーツ裏側には整形上の都合から写真右側に曇って透けている箇所が出っ張っているので
表面・裏面ともにフラットにする加工が必要になりました。(面倒ですが古いキットは結局ガラスパーツを平滑に削っているので基本作業の延長上と言えます)
フロント側もリア同様で・・・(割愛)
フロントクリアパーツも表面出っ張った部分を削っていきます。(裏側も同様に)
キットのウインドウモールを削り落としました。
ボディ裏側のルーフ部も削ってフラットにしました。
ウインドウモールを0.3ミリプラペーパーを帯状に切り出して接着。
ルーフエンドは丸みがついているので光硬化パテを盛って水平カクカクに削り出し。
フロント側もモールを削り、ルーフ先端を光硬化パテを盛りカクカクに仕上げました。
左右Aピラーのフロントウインドウ側を0.8ミリほどカットしてピラーを細くした後0.3ミリプラ帯でモールを貼り付け。
レインドロップモールも0.3ミリプラ帯で。
クリアパーツはとりあえず400番まで削ってこの様な形状に。(クリアパーツにシャープペンの線がついてます)
マスキングで仮止めして佇まいの確認。ガラス天地を1.5ミリほど広げ、ルーフエンドも薄くなって当時の車両に近づきました。
1枚目の写真と比べても差は明らかになりました。たかが1.5ミリされど1.5ミリです。
前回までのサイドウインドウ上限の高さに対しフロント・リアウインドウの上限のズレがありましたがそれも解消しました。
あいかわらずボディはボコボコですがそろそろ溶きパテ補修と面出しに移りたいと思います。
フロントウインドウも上方1.5ミリあげることができました。
前後ウインドウは180から始めて400番まで削りましたがここからまだまだ先は長いですが
フロントウインドウのシャープペンで丸く囲った部分にクラックが入ってしまいました。
ワイパーブレードで隠れてくれる範囲なのでクラックが広がらないようピンバイスで穴を空けよておきます。