82歳からの旅

私の記録

~ 心の教育について ~ その困難さに

2012年12月22日 10時06分33秒 | 教育
12月22日土曜日   
 「君子は義に諭り、小人は利に諭る。」と言う諺があり
ます。君子と言われる様に多くの人々の幸せを願う人は、利
欲にひかれる事はないが,小人と言われる様な人は、目先の
利益にとらわれる。と言われています。
            
 「鉄は熱いうちに打て)とか「可愛い子には旅をさせ」と
か「他人の飯を食べさせてこそ,一人前の人間になる。」な
どの言葉は、人を教育(心・精神面の教育)していくには、厳
しい修養がが必要な事を別の面から言っているのです。
           
 「三つ子の魂百まで」と言う諺があります。教育の考え
の基本には、適時性とか、「段階性・それに抵抗の原理」
等があります。
 
 「適時性」と言うのは、その時に適切に対応する教育で、
時間をおいて、後にしても効果の上がらないこと・又は全く
効果の無い事です。

 「心身共に丈夫で逞しい子供に育てる」には時宜に応じた
厳しさが必要な事は、言う迄もありません。がこれは至難の
業かもしれないのです。
 
 ・・・・・・後で機会を見て追加して見ます・・・・

 心・精神面の教育について、現在の教育(学校教育・家庭教
育・社会教育)も含めて、子供に抵抗のある教育が、意図的に
段階的に行われているのかと言えば、甚だ疑問であると思うの
は私一人とは思えない。

 心の面の教育(道徳教育)はその実践が仲なか困難な事です。
その一つは個人差がひどい事です。その上に心は目に見えない
事もあります「言行不一致・言葉では理解しているが、実行し
ない等」其の成果が見えないこともあります。

 知識の習得はペーパーテストで、其の成果を量る事は出来ま
すが。心の面は・・・・・・・?

 教育の営みを見ていく時に、大切な事は「人間として心がど
の様に成長してきているか」と言う事です。子供自からの力で
「失敗しても、しくじっても諦めずに頑張りぬく」そんな子供
に育てなければなりません。

 厳しさに目を反らせては、子供に成長は望めません。子供が
逃げるか・突き進むか(のるか・そるか)一時間一刻一刻に授業
の勝負・子供の成長がかかっているのです。

 子供の一生涯の成長と言う長い目で、常に子供を見守ってい
く心、昨日の子供より今日の子供と言う目で見る。僅かな子供
の変化に、注意して子供を観察する心が欲しいものです。

 「聞いた事は忘れる・見た事は覚える・したことは忘れない」
百聞は一見にしかず、教育の困難さに立ち向かう教師に陰からの
御声援を、心からお願いいたします。

 退職後二〇有余年過ぎた、痴呆気味の老いぼれの意見です。
どうぞ忌憚ないご批判と、御批正を心から宜しくお願いいたし
ます。 
 













 






                                           
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 ~ 小利を見るなかれ、小利を見れば大事ならず ~

2012年12月21日 11時46分50秒 | 教育
  12月21日金曜日  

 中国の古い諺に「小利を見るなかれー小利を見れば
大事ならず」と言う諺があります


 此の諺には、深い味わいがあって一言では説明でき
ませんが、「目の前で起こる事柄に目を奪われて其の
ことの本質を見失ったり」「目先の利益を追っていて
は角をためて牛を殺すの例え」の様に大事は出来ませ
んよと諭しているのです。
 別の言い方をすると、何か事をしたときに「どんな
成果があったかとか、結果はどうだたのか)等と一事の
目先の事だけにとらわれ過ぎずに「その過程でどの様
に努力したか・どんな困難を克服してきたか」「その
人の生涯の中でどんな意味を持つのか」等の長い目・
広い視野で判断することが大切ですよ。とも言ってい
るのでは無いでしょうか?。

 今から100年あまり前、アメリカで西武開拓が佳
境に入った頃、こんな話がありました。

 大陸横断鉄道を完成させたセントラルパシヒック鉄
道会社の創立者に、
リーランド・スタンフォード、コリス・ハイテイントン、
マーク・ホプキンス、チャールス・クロッカーの4人
がいました。
 4人はカリフォルニア州の、ビッグフォーと言われ
て其の評価は当時も今も悪いと言われています。
 其の訳は、カリホルニア州の土地を1910年代に
50%も独占して、鉄道・新聞・小売業・政界等を支
配下においていた。
カリホルニアの人達は彼らの事をオクトバス(章魚)
と言って恐れていたそうです。
 又こんな事を言って善良な紙面を脅したり、威張っ
ていました。
 スタンフォードは「金持ちになるとこれほど快楽
  が地上にあるだろうか。」と
 ハイテイントンは「若者よ何人と言えども私の後
  を追う事は出来ない。」
 ホプキンスは「世界で一番頑固な男が生きて
  いるが、それがホプキンスである。」とうそぶき、
 クロッカーは「全ての人間は私を恐れている。
  等々
  

 スタンフォードの残した、スタンフォード大学は西武
のハーバート大学とも言われ、多くのノーベル賞受
賞者を出している。
 ハイテイントンはハイテイントン・ライブラリーを残し、
古今東西の大作家の生原稿や絵画を集めて市民
に無料で公開している。
 クロッカーはクロッカー銀行を残して、それが大きく
今日の社会に貢献していると言う事です。 

 彼らの業績を見ていると、短期的な利益の為と言う
事もさることながら、長期的な視野に立って社会に貢
献している事です。


           次の日に続きを


   
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 百瀬ミュージックグループの活動にふれて思った事

2012年12月05日 18時10分26秒 | 教育
       12月5日水曜日                   
 百瀬ミュージックボランテイアグループの活動に出会って,色々な事を教えられました。
 それは障害のある弱者と、一緒に音楽活動をしているのです。

 
 伸び伸びとした活動の中で、本来持っている能力に目覚めさせ、それを
 発揮させるのです。人間の能力に応じ好きな音楽・踊り、劇などを一緒にするのです。

 介護施設や老人ホームの訪問等も含めて年に約300回もの活動をしています。
 劇などの脚本づくりから台本に従っての、小道具作り一切を百瀬先生の家でしています。

 そうして続ける事30年、一部ではありますが見事に成果が開花しています。

 私は百瀬ミュージック30周年の、記念式でに参加して初めて知りました。
 先生は此の活動をさらに、幅広く学校や地域・町ぐるみでしていきたいとの
 抱負を抱いているようです。

  此の活動に私にも手を貸して、と言っていますので検討しているところです。何か
 してあげたい、と思いで考えています。


 











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 知力を使って対話すれば、事実は自然に明らかになる・・・・現場で事実を・・・

2012年11月21日 19時15分35秒 | 教育
           11月22日木曜日   
 子供の好機心のテストから始まった。都市高速道路の上に陸橋がある、それが子供たちの通学路になっている。

 土曜日学校の帰りがけ友達と2人で、橋の下を通る車を眺めていました。ふと小さな石を落してみました、何回かしている中に車のフロントガラスに当たりました。車のガラスが割れてしまいました、子供は当たったので一瞬満足しました。

 車の運転手は血相を変えて、近くにいた4年生の児童を捕まえ学校に来ました。子供二人は自分ではない、6年生の児童だと言いました。学校には教頭と教務主任がいて、対応しました。私は校外にいたので、すぐ学校に帰りその児童に会って二人と現場に行って見ました。

 一人の児童を少し離れた処に待たせて、別の子に6年生が石を落とした様子を尋ねました。それから待たせた児童からも聞きました。つじつまの合わない所もありましたが、月曜日に6年生に尋ねるからと言って4年生の児童は帰宅させました。 

 私も帰宅して夕ご飯を食べていると、電話がかかってきました。それは4年生の児童のお母さんからでした。内容は車のフロントガラスの値段は、いくらかかるかと言う相談でした。其処で今日学校の帰り道で子供達が見た事、そして車のフロントガラスが割れた事、6年生の子供がしたと言っていることなどを話ました。

 そうして、車のガラスが割れた事の事実・「それからあとは誰が石を落したのかが問題」で子供は見ていたので知っているのです」と母親に言いました。

 それから「今人を騙す事は出来るかもしれません」が、「子供の生涯にとって事実を話す事が大事ですよ」と話しました。そうし「子供に事実をしっかり聞いて下さい。」と言って電話を切りました。


 月曜日に保護者が二人学校に来て、私に誤りましたので被害者の運転手に連絡しました。二人の保護者が、運転手にお詫びをいい、ガラスを弁償して等を話し合って解決しました。

 もとはと言えばふとした、子供の好奇心から出た事故でした。大事故に成らずに済んだことと、子供が最後に正直に母親に話した事です。

 もう一つ大切なことは、事実を如何にして見つけるかと言う事です。それは一刻も早く現場に行き、事実を把握することです。二人の子供がいたのが幸いでした、それから保護者には今の事でなく「嘘をついて大人を騙す事の子供の将来への影響」言う視点で考えてもらうのがプロの教師である事を保護者に感じさせる事が絶対に必要です。

 「大人は騙せるんだ見てないから」と子供に思わせない事。人は騙せても、自分の心は絶対に騙せないんだよ。一人になった時に、自分の心を事実が攻めてくるのですよ。君は嘘をついたではないかと、繰り返し繰り返し責められるのですよ。と・・・・・・

  子供と教師の対話の中で、このことを子供にしっかりと分からせることです。母親にも   

 最善をつっくしても、事実が見つからずに終わってもこれは致し方のない事です。「自分の知力と与えられた時間を駆使して最善を尽くす」出た結果に悔いはなし。













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貧しい時代・富める時代・に育てられた子供の違いは

2012年11月16日 14時32分01秒 | 教育
           11月16日金曜日  

 昭和一桁時代の家庭には、大抵4~5人の子供がいました。その頃は国も貧しく、食べ物も生活必需品も充分ありませんでした。現在の家庭には1人か2人です、例外もありますが。さて子供はどうでしょう、



         ・ 貧しい時代                      ・富める今の世
 
育て方 兄弟がいる中では甘やかせては        昔と比べて大事に育て甘やかされる
      育てられない。
玩具  少ない中で大切に使う 手造りの       高価な玩具・多くの種類 
     玩具
     風車 古ハガキを二つに切ってたけ      差が大きい・ 使えない程多くある
    に張って風車をつくりで遊んだ事、山」       使わないものもある
    に行って「かち・鳥」の罠を作り遊ん
    だ事                      昔と比べてレベルが違う 
    杉鉄砲や紙鉄砲・銀玉鉄砲など作って 
    遊んだ
    想像力や工夫をしてつくる為忍耐心が


おやつ 僅かな・粗末なもの 手造り サツマ    ・昔に比べて種類が多く高級品等もある          イモの蒸かしたもの・生のものなど、椎の実        
    与えられたもので我慢する               好き・嫌いして嫌いなものは・・・
    兄姉の使ったものを貰って使う。物を大事に使う     個人用として独占している 
    様になる。 教科書なども兄・姉の使った本を貰
    使っていた。 新しく変わった処には墨を塗って   
 
※ 欲しがるものは全て与えると・逆境の時に為す術を知らない。用なしの人間を育てるには
      欲しがるもは、何でも与えると良い。  
     
       苦労して得たものは大切にして使う














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