10月30日金曜日
先日家内の従兄弟に当たる人が、危篤と知らせてきました。其処で
私も一緒に病院に駆けつけました。
患者さんは病院のベッドの上で、目をつぶり肩をゆすって大きく呼吸
をしています。 …人間の生の末期症状か???…
家内が行くと患者の娘めさんは、患者の母に優しく寄り添い 瞼を両
指で優しく開き 「和子ちゃんが来たよ」 と耳元で声をかけたのです。
その娘さんは8年間も母(患者・意識朦朧)を、看病して来たのです。
その結果呼びかける時、母の反応で母の様子が分かるのです。
呼びかけるときに、母が言っていた言葉で言うのです。そうすると反
応があるらしいのです。
私の長男(56歳)が来ると、寄り添って両指で優しく瞼を開きマー坊
が来たよ。と耳元で囁くように言うのでした。
そうして娘さんは私達に向かって、「マー坊わかったよ」と言うのでし
た。
私は娘さんの母に対しての、思いやりの心に感動して涙が出てしま
いました。 ~ 次回に続く ~