82歳からの旅

私の記録

風橋夜泊  

2012年10月28日 21時37分25秒 | 漢詩
10月28日日曜日晴れ
 
    漢詩           日本読み 
 
  月 落 烏 啼 霜 満 天    月落ち 烏啼いて 霜 天に満つ
 
  江 楓 漁 火 対 愁 眠    江楓  漁火   愁眠に対す
 
  姑 蘇 城 外 寒 山 寺    姑蘇城外     寒山寺 
  
  夜 半 鐘 声 到 客 船    夜半の鐘声    客船に到る

 月は沈み烏が泣いて 夜の霜があたりの空気を 寒々としたものにしている 

 川岸のフウ(カラカエデ)の木と漁船の漁火が 愁いで眠れない旅人の私の目

 にうつる 姑蘇城外にある寒山寺の夜中につく鐘の音が 船にも聞こえてくる

  中国の水の都 蘇州観光旅行をした時、楓橋夜泊の詩の江の畔に立って詩

 を朗読 しました。何となく詩の状況が浮かびました。 近くにある寒山寺の

 鐘の音が、川に浮かぶ船にも 響きわたり鐘の音が聞こえて来るような思い

 をして、見学しました。

  川辺には観光客相手のお土産売りの商人がいて、それを取り締まる警官が

 来ると、商人は 高い商品を全部川の中に投げ捨て、何処かへ行ってしまいま

 した何か夢のような一瞬でした。




コメント (2)
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