10月26日金曜日晴れ
私には今忘れられない友人がいます。其の友人は
今躁鬱病で施設に保護されて、其処で生涯を過ごす
ような状況です。
そう言う状態の中で彼は悩みながら、憲法9
条を守る会の会員として・戦争の放棄 軍隊を持たぬ
を柱とした、切り貼り新聞を自費発行しています。
そうして彼は自分には、今選挙権がないと言って
悔やんでいます。
その上にたった一人の大学出の息子に、自殺され奥さん
も同じ施設に、入所している状態です。
中学・高校・と何時も成績はトップでの彼が、どうしてそ
んな病気になったのか私には想像できます。彼はとても真面
目で正直です、しかし小心でしたので、それが彼を狂わせた
のです。
彼は教師として奉職して、真面目に勤務しました。組合活
動が厳しいころに、組合運動に忠実でした。その為に職場で
子供中心の仕事に忠実で、組合の進める雑務拒否を忠実に
守ったのです。雑務拒否をおし通していくと、困ってしまい
ます。
保護者から○○○○はどうなっていますかと尋ねられると、
彼はそれは校長の職務だから、校長に聞いて下さい。
と・・・こんなことが重なって、どうにもならなくなりまし
た。(私の推察)
こんな事を伝え聞いた高校の友人が、集まって彼と何度も
話し合いました。その時は納得して帰るのですが、職場に帰
ると巧く出来ないのです。彼は融通が利かないのです、決め
た事は、きちっと守らないと、自分が納得できなくて困るの
です。(之も私の推察です)
何度も私は彼と会って話し合い、忠告しましたが私と話し
ている時は納得するのです。しかしとうとう病気になってし
まいました。とても残念ですがどうにもなりません。
彼が躁の時にクラス会の案内状を一人で計画して、
皆に発送しました。いよいよ当日彼は、鬱になりクラス会に
来ませんでした。参加したクラスのみんなは、唖然としまし
た。それで彼を信用する人は、誰もいません。クラス会に熱
心な彼が不憫でなりません。
私はそんな彼の、唯一の友達でいます