医大生・たきいです。

医大生的独言。

医大生・たきいの美酒が飲みたい #15 日高見 夏吟(宮城県)

2017-07-22 18:08:01 | 美酒(うまざけ)が飲みたい


定番の宮城の美酒、
フィナーレに相応しい!


不定期新連載『医大生・たきいの美酒が飲みたい』。「美酒」と書いて「うまざけ」と読ませます。残りの大学生活、どんな美酒との出会いが待っているのでしょうか。ぼくも今から楽しみです。このブログ記事は、栃木の地酒、全国の地酒、本格焼酎を中心に、厳選した全国のお酒を各種揃える淀川酒店さん<宇都宮>のご協力でお送りいたします。医大生・たきいです。







日本酒好きの人たちにとっては、もう全国区のお酒といっていいでしょう。今回は、宮城県が誇る銘酒、「日高見」を紹介させてください。

今回は流通が少ない夏季限定の「夏吟」、生酒らしいフレッシュさのあふれた味わい深い1本でした。

宮城県の高校野球は東北と仙台育英が二大巨頭なように、宮城県の日本酒は一ノ蔵と浦霞が二大巨頭なんです。仙台駅の売り子さんから聞いた話ですが、なんでも両社で県内シェアの8割もを占めるのだとか。でもそれだけでは終わらないところが米どころ宮城県の本気でありまして、3位争いは実に熾烈です。全部おいしいのでどれが好きとはなかなか決められないのですが。数ある酒蔵の中でも日高見は超有力株。

日高見。
「ひだかみ」という誤読が多いですが、正しくは「ひたかみ」と濁らないのが正しいようです。東国を示す「日高見国」という言葉が古代日本にあったことが由来だそう。


因みに日高見、石巻でつくられていることもあって、海の幸との相性抜群です。

酒蔵のある宮城県石巻市は、東日本大震災で甚大な被害が生じ、また平孝酒造さんも当時たくさんの被害に見舞われたと聞いています。
それでも震災後も精力的に活動を再開され、宮城が誇る日本酒として日高見は広く愛されています。絶対負けない! という力強い思いが日高見にはこもっているのだと思います。今回の「日高見夏吟」も本当においしかった。逆境に立たされても負けないという姿勢。宮城県の先輩として見習うべきところはたくさんあります。そして私も、宮城県でいいプロの仕事ができるようになりたいと、改めて決心したのでした。



*お知らせ*
いつも「医大生・たきいの美酒が飲みたい」をご愛読いただき誠にありがとうございます。
スポンサー様より、「そろそろ卒試に向けて勉強しなさい」とのお言葉がありましたので(笑)、
「美酒が飲みたい」カテゴリー内の一升瓶紹介コーナーは当分の間お休みとさせていただきます。
※どうしても紹介したいお酒が出てきたときにこのカテゴリー使います。




Author 医大生・たきい
「日本酒の日」が誕生日。ビール、焼酎、ウイスキー、ワイン。何でも飲むけど特に日本酒をこよなく愛する医大生ブロガー。
Blog:医大生・たきいです。
Twitter:@takimaru_gt

協  力:淀川酒店(宇都宮)

(流通している宮城県の日本酒は全酒蔵飲んだことがある人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。

医大生・たきいの美酒が飲みたい #14 三千盛(岐阜県)

2017-07-22 16:38:33 | 美酒(うまざけ)が飲みたい


辛口にこだわったお酒、
岐阜県多治見市にありました


不定期新連載『医大生・たきいの美酒が飲みたい』。「美酒」と書いて「うまざけ」と読ませます。残りの大学生活、どんな美酒との出会いが待っているのでしょうか。ぼくも今から楽しみです。このブログ記事は、栃木の地酒、全国の地酒、本格焼酎を中心に、厳選した全国のお酒を各種揃える淀川酒店さん<宇都宮>のご協力でお送りいたします。医大生・たきいです。





三千盛――

MICHISAKARIと読みます。淀川酒店のおやじさん曰く、「知る人ぞ知る酒飲みのための酒」なんだそう。これはきっと、米のパンチが効いた一本が頂けるのではないかと期待を膨らませます。

公式HPによると、「冷やからぬる燗まで幅広い温度帯で楽しむことができます」とのこと。これがポイントでした。


まずは常温に近い温度でいただきます。流石は酒飲みの酒、全力のお米感が素晴らしい。これがニホンのSAKEだ。辛いだけではなく、そこには深みがあるんです。期待通りの辛口です。

次に冷やしてから飲んだとき、驚きました。急に甘味が増してすっきりした味わいになったのです。同じ銘柄とは思えないくらいの変化ぶり。たまげました。


さらりとした味わいの中に
しっかりとした旨味が感じられます。
甘、旨、酸、渋、苦
そして香りの調和を大切にしています


創業当初からのガンコな辛口へのこだわりは今も健在で、冷や◎、常温◎、ぬる燗◎、熱燗◎オールオッケーの万能な日本酒は、温度で味わいが変わり、それはさながらカメレオン。面白い。熱燗にも挑戦してみたかったから、そこだけ心残りですが、その楽しみは寒い時期になるまで取っておくことにします。

からくちにこだわり続けた三千盛。これぞ日本の職人さんという魂を触れて嬉しくなりました。個人的に応援し続けたい一杯です。







Author 医大生・たきい
「日本酒の日」が誕生日。ビール、焼酎、ウイスキー、ワイン。何でも飲むけど特に日本酒をこよなく愛する医大生ブロガー。
Blog:医大生・たきいです。
Twitter:@takimaru_gt

参考文献:三千盛(最終閲覧日2017/7/22)
協  力:淀川酒店(宇都宮)

(岐阜には行ったことがないから行ってみたい人)
医大生的コラム。医大生・たきいです。

医大生・たきいの美酒が飲みたい #13 七水55(栃木県)

2017-07-22 16:01:55 | 美酒(うまざけ)が飲みたい


夏も日本酒がうまい!

不定期新連載『医大生・たきいの美酒が飲みたい』。「美酒」と書いて「うまざけ」と読ませます。残りの大学生活、どんな美酒との出会いが待っているのでしょうか。ぼくも今から楽しみです。このブログ記事は、栃木の地酒、全国の地酒、本格焼酎を中心に、厳選した全国のお酒を各種揃える淀川酒店さん<宇都宮>のご協力でお送りいたします。医大生・たきいです。






先日の流しソーメンの際の打ち上げでいただいたシリーズです。

「飲み手に寄り添う日本酒」を謳う虎屋本店さんは、栃木県は宇都宮の市街地に佇む老舗の酒蔵です。



あそこか…! 一番の大通り沿いですね。



宇都宮には七つの名水があったといういわれから名づけられたのがこの「七水」。天明八年から続くという老舗ですが、今の杜氏さんは昭和50年生で趣味はサッカーという若きイケメン。“55”はまさにGoGo!!で、単なる精米歩合を表現しただけではない疾走感を感じます。

生酒のなめらかさがたまらなく旨い。今回は流しソーメン時に切ってきた竹を利用してみましたが、これはまた華やかさが増していい気分でした。


ガッツリ冷やしていただくのが最高でした。

因みにお米は「雄町」が使われています。味わいの純米吟醸原酒でありました。

一杯の酒で心が和らいで笑顔になれる

杜氏さんのコメントが素晴らしい。「七水」片手にいい時間を過ごせました。ありがとうございます。






Author 医大生・たきい
「日本酒の日」が誕生日。ビール、焼酎、ウイスキー、ワイン。何でも飲むけど特に日本酒をこよなく愛する医大生ブロガー。
Blog:医大生・たきいです。
Twitter:@takimaru_gt

参考文献:虎屋本店(最終閲覧日2017/7/22)
協  力:淀川酒店(宇都宮)

(雄町のお酒は好みな人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。