朝からSNSにやたらとアップされてて…
といっても
老いぼれジジイには
すでに無関係のイベントごとでしかなく…
リタイアする前までは
バレンタインデーの義理チョコのお返しで
何かと毎年苦労したことを思い出す
チョコを貰えるのはありがたいけど
お返しのことを考えると億劫でしかなく…
それに若いときならいざ知らず
50〜60代にもなれば
何のお菓子を返そうか?
どうやって購入しようか?など
いろいろメンドいだけで…
まぁ
今はチョコも貰えなくなった代わりに
お返しに頭を悩ませることもなくなって
それはそれで良かったと…
誰かと仲良くなるのって
最初は嬉しい面もあるけど
段々とそれが煩わしく感じてくるのは
ジジイの悪い癖か?
というより
バレンタインデーだけで済ませれば
まだ平和で終わってたのに…
どこかの誰かがホワイトデーなんぞを
新たな商売にしやがって…
返す返さないで
何かとつまらないトラブルも発生して
罪つくりでしかないと…
そんな今日は朝から青空の広がった好天気
ちょっと風は強かったけど…
新品シューズに代えてから
今日で3日目になる日課のジョグ
どんなジョグにしようか思案しつつ…
この子をお供にして…
新品シューズも3日目になれば
そこそこ慣れてくるかと思いきや
そんなに簡単には…
もちろん前のシューズよりは全然マシで
左足親指の甲の痛みも引いてきて
昨日も思いのほか良いペースだったし…
シューズが悪いというよりは
ポンコツジジイの身体がダメなのだろうと…
スッキリとしない疲労感に支配されつつ
今日もギコチナイ走り出し…
フォームもイマイチで
バランスが悪いというかシックリ来ない
確かこんなときは
スピードを上げた流しを取り入れれば
フォームを直すのに効果的だと
YouTubeで見たっけ…
ということで
疲労感に苛まれながらも
ゆるい変化走にしてみようと…
でも体調の良い時とは違って
こんなに疲労感が漂う中で
無事に走り切ることが出来るだろうか?
ゆるいと言えど変化走…
まぁ無理なら途中でやめればいいさ
そう思いながらいざ決行…
何とか走り切ったものの
最後は虫の息というか根を上げてダウン
やっぱり
いくらゆるいミニ変化走といえども
脚や尻だけじゃなく心拍にも高負担
ミニ変化走ならいつもタイムは上がるのに
タイムも平均ペースも
昨日のジョグとほぼ同じという結果は…
それだけヒドかったということ
特に臀部は悲鳴を上げながらのゴールに…
午後になって
時間が経ってもまだグッタリと疲れたまま…
この調子だと
明日走ろうとしてるロングジョグは
ちょっと無理かもしれない
まぁ
あんまり無理しないでおこう
大会まであと2週間だしなぁ
完走だけなら
なんとか…
ジョグが終わってお昼前に
かかりつけの内科医院まで
血液検査の結果確認と診察を受けに…
ジョグの疲れが抜けず
少しだけ足元がフラフラしながら…
待合室ではいつもは割と元気なジジイだが
今日ばかりはいかにも弱ったジジイらしく?
で…
名前を呼ばれて診察に行こうとしたとき…
え?○○さん?と
驚いたように呼びかけてきたのは
どこの誰かは知らないオバちゃんで…
コッチも覚えのないオバちゃんに驚いて
え?だれ?とタメグチっぽく問い返すと…
○○よ!と下の名前を言ったけど
僕がピンと来てない顔をしていたので
○○○○よ!とフルネームで…
フルネームで言われてハッキリ思い出した
元同僚というか大先輩だった…
僕より10歳以上年上だろうか?
入社したときは30半ばのオバちゃん?
というかお母さん?か…
入ってすぐに彼女に言われたのは
どうしてそんなに脚が長いの?と…
それから機会あるごとに
スタイル良いわね〜カッコいいわね〜と
いつも同じことを繰り返してきて…
それまで僕は
自分がそんなに脚が長いというか
スタイルが良いとは思わなかったが
どうやらそうらしくて…
それで学生の頃とかは
そこそこモテていたのかぁと気づいた次第
もしかすると彼女も30半ばの人妻ながら
当時の若い僕に好意を抱いていたのかも…
いま思うと
そんな先輩女子が何人かいたような…
ほとんど相手にはしなかったけど…
そんな彼女が退職したのは
もう20年以上も前のことだろうか?
ひょっとして30年近く経つかも…
それ以来だから
顔を見てもお互いわかることもなく…
マスクもしてるしなぁ
というよりも
茶髪ロン毛のヤバいジジイの正体
かつての先輩同僚の方々には
僕だと想像もつかないだろうと…
名前を呼ばれたからこその…
いま僕が68だから
彼女はすでに80代に突入してるはずだが
それにしては若く見えて…
うまく説明できないけど
良い意味での色気?みたいのがある人は
いつまででも若々しく見えるに違いない
男女の区別なく…
彼女は僕の茶髪ロン毛に驚いてたけど
そういう意味では僕にも色気があって…
というか
単にエロいだけか?
でもそれも色気には違いなく
若さの秘訣の一つだと…
80代かぁ…
そこまで僕も生きられるだろうか?
彼女みたいに若々しく…
枯れて錆だらけのジジイには
なりたくないよなぁ絶対に…
枯れないためにも
錆びないためにも
走り続けなくちゃ…
もっともっと…