道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

2/23天皇誕生日はスロージョグ13㎞(返り討ち…)

2023-02-23 17:19:00 | 日記

昨日
初孫くんとこども園から帰ってきたあと…


明日はお休みだよ

知ってるよ
ママが言ってたよ

天皇陛下の誕生日だからね…

だれ?

天皇陛下…

テンノーヘーカ…?

天皇陛下っていう人で
日本で一番偉い人なんだよ

その人のお誕生日はお休みになるの?

そう…

○○くん(自分)のお誕生日も
お休みになるの?

いやならない…笑

どうして?


5歳の初孫くんが
疑問に思って訊ねてくることに
わかりやすく説明するのは難しい

こども園や小学校の先生なら
わかりやすく上手に
説明できるんだろうけど…

余分な知識でガチガチに凝り固まった
老いぼれジジイの頭じゃ
なかなかうまく説明できず…

教えたつもりが
逆にその理由を求める難しい質問で
返り討ち…?

オトナってわかってるようで
本当はハッキリ知らない事ばかりのまま
周りに流されながら生きているのかも…

でも
そのうち初孫くんも
余計な知識が次々と刷り込まれ
段々と哀しいオトナになってくんだろうなぁ

その頃まで
僕は付き合って行けるんだろうか?
初孫くんと…









そんな天皇誕生日の今日
昨日のKO気味だった
スロージョグの雪辱を果たそうと
同じコースの13キロに向けGO!



スタート時は
冷たい霧雨で煙っていたが
やがて陽が出て俄かに気温も上がり始め…

スロージョグとはいえ
走り終える頃にはスッカリ汗だく…

結局
昨日のKOの雪辱を果たすことはできず
今日もまたKO気味の返り討ちに…

お馴染みの
坐骨神経痛とシモヤケにヤられて…



走り出してまもなく
近所の年下の知人と遭遇し
手を挙げて挨拶すると…

こんな寒い日も走ってるんですか?
いや〜感心するわぁ
オレにはとても真似できないなぁ

笑いながらそう言われたけど…

全然感心されるようなことじゃないと
思いつつ彼を後にした

確かに走ること自体は好きだし
好きだから走ってるのは間違いないけど
僕にとって走ることは
もっと別の意味もあって…

仲の悪いカミさんと
同じ家の中に居るのが嫌なことも一つだが…

それは言い換えれば
家の中に自分の居場所がないということ?

家の中というか…

たとえ
カミさんが出かけて
家の中に僕ひとりで居たとしても
家の中には僕の居場所はない

もちろん
いつも座ってるDKに僕の席もあるし
僕ひとりの部屋というか寝室もある
テレビもあってエアコンも付いた…

でも
そこは決して僕の居場所ではない

居場所というよりは
そこに居ても構わない場所でしかない



僕の本当の居場所は家の中じゃなく…

家を出て走り始めてから
走り終わって家に帰ってくるまでの
わずかな時間の間でしかなく…

走ってるときだけが
唯一の僕の時間
僕の居場所なのだと…

上手く説明できないけれど
仕事をリタイアしてから
そんなことを強く感じている

だからこそ
雨が降ってビショ濡れになろうと
雪が降ってガチガチ震えようと
走り続けているのだと…


走り始めたキッカケは
十何年も前
100キロ近くあった体重を単に減らすため
健康のために歩き始めたことだったが…

歩くだけじゃなかなか体重も落ちず
やがて少しずつ走るようになって
そのうち大会にも出るようになり…

そんな中
まだ走る前で10キロほど痩せた頃
以前から好意を寄せていた
30歳近くも年齢差のある独身の若い子と
道ならぬ恋に堕ち…

そのことに悩みながら
自分でどうすることもできず…

その悩みを払拭して
どうにかして自分を保つために走り始め…

付き合ってる間
ずっと走り続けるハメに…

そして
断腸の思いで彼女と別れてからは
その彼女を忘れるためにずっと走り続け…

気がつけば
いまもまだ延々と走り続けている

別れた彼女は誰かと結婚し
いまは母親になっているはず…

僕もいまは
彼女のこと何とか忘れることができたけど
それでも走ることはやめないでいる

というのも
僕にとって走ることは
彼女と別れる前から
僕の一部になってしまっていたから…

いや
大袈裟に言えば
走ることが僕自身なのだと…

でも決してアスリートなんかではない
タイムや距離はもちろん大切だけど
そのために走ってるわけじゃなく…

ただ単に走ること自体が
僕自身なのだと…

だから
坐骨神経痛やシモヤケに
こんなに痛めつけられながらも
走ることをやめられないのだと…

走るのをやめることは
僕自身をやめることに等しいと言っても…

この先もっと老いぼれて
大会に出ることができなくなったとしても
勘違いのポンコツジジイは
ずっと走り続けるに違いない

やっぱり
上手く説明できないけど…

僕が僕であるためには…




8キロあたりに差し掛かったとき
いつもは別の田園コースで遭遇する
僕と似たような歳周りの白髪頭のジイさんと
偶然にもすれ違って…

いつも僕と同じように
ガチに速く走ってるわけじゃなく…

同じジジイ同士
すれ違いざまには
お互いに頭を下げて挨拶するのだが…

いつもすれ違うのは田園コースで
彼の自宅から2〜3キロほどの郊外だけど
今日すれ違ったのは街中コースで
たぶん5〜6キロくらい離れた地点

僕の反対側から走ってきたということは
おそらく15キロくらいは走っているのか?

まぁ
僕も連チャンで13キロ走ってるジジイだし…


え?

ひょっとすると
彼もまた僕と同じように
走ることが自分の居場所なのか?

そんなジイさんなのか?

かも…


まぁ
いろんな人がいるさ
全然違う考えの人
似たような考えの人…

だから
僕と同じような想いを持つジイさんが
隣町にいたって何の不思議もないさ

向こうもそう思ってるかもしれないし…

いやもしかして
向こうの方が不審がってるかもしれない
このジジイしょっちゅうすれ違うけど
何を考えて走ってるのかと…

しかも老いぼれらしからぬ
ロン毛茶髪でヒゲの変なジジイだし…


お互いさまか?

そうかも…



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