10月も下旬の朝早い登校時間
愛車をオープンにして走るのは
さすがにもう寒くなってきたと…
それでも初孫くんは半袖半ズボン姿
朝は寒くっても陽が登って日中になれば
まだ暑くなるだろうから…
だけど登校中の子どもたち
黒い冬服を着てる子もいて
冬服じゃなくても殆どが長袖シャツ
半袖はまさに初孫くんだけかも?
おそらく動きっ放しで汗っかきの初孫くんを
ママであるお嫁さんもわかってるのだろう
そんなこと当たり前か?
母親なんだから…
そんな初孫くんを途中まで送り届け
自宅へ戻って来てからジョグの準備を…
今日も疲れが取れないままのやや重い身体
すぐに痙攣しそうな腿裏やお尻の筋肉を
なだめるようにマッサージしてみるけど…
そんなに簡単に疲労が抜けるはずもなく
それでも揉んだり伸ばしたりしながら…
今日はこの子をお供にして…
走ってる間に暑くなるに違いないと
わかっていながら
朝の寒さに負けて今日もロンタイで…
ロンタイよりもハーフタイツの方が
断然走りやすいんだけど
寄る歳波には勝てないと…
実際に陽に当たれば暑く感じるものの
日影に入ると本当に風が涼しくて…
そんなことを思いながら
今日は疲労抜きも兼ねてゆっくり走ろうと…
2キロ手前のちっちゃな美容室前
まだオープンには30分以上も時間があるから
キュートな美容師のお姉さん
まだ来てないかもと思いつつ近づくと…
ちょうど彼女が車から降りてきた瞬間で…
僕を見てオハヨウございま〜す!と挨拶され
思わず手を挙げてオハヨウ!と返したけど
彼女を見てビックリ!
今日の彼女のイデタチ
いつもの身体のラインを隠すような
ファッションと違って
ピッタリとしたニット系の白のワンピース
モロにいろんなカタチが目立つ…
まるで昔流行ったワンレンボディコン?
すっかり痩せてガリガリだと想像してた
彼女のスタイルは…
オッパイ大きいじゃん!
ボリュームたっぷりじゃん!
それだけじゃなくて締まったウェストに
丸くて弾けそうなヒップライン!
オバちゃんのスタイルじゃないよ〜!
いくらスタイルが良いからって
それを見せつけるなんて反則だよ〜!
初めて見た彼女の身体のラインが出る
あからさまなスタイルは
老体でも思わず疼き出すほどにまで…
写真を撮りたかったけど
この間撮ったばかりなので
どうしても躊躇われて…
だけど
嫌われてもいいから撮れば良かったと
いまにして後悔を…
今日はあんな格好で仕事するんだろうか?
イケメンのお客さんでも来るんだろうか?
もしかすると仕事後はその誰かとデート?
エロジジイはそんな妄想ばっかりしてて…
オレだって何が何でもデートしたいよなぁ
こんなにスタイルがいいなんて
ホントに思ってなかったから…
行ってらっしゃ〜い!
愛くるしい笑顔で
手を振りながらそう言われて…
ロンタイの中で
俄に硬くなりそうなムスコを気にしつつ
行ってきま〜す!と手を振り返しつつ
走り過ぎたけど…
もう完全にノックアウト!
だけど
マジに誰のためのファッションなんだよ〜?
嫉妬心?みたいのが湧き出て止まらず…
アラ古希にして
何とみっともないジェラシー…
これもまだまだ若い?証拠なのかも…
彼女のダンナには嫉妬しないけど
もし誰か別に彼氏がいたとしたら
そんな思いになると居ても立っても…
あ〜あ…
久しぶりにビミョ〜な垂れ具合のお尻の
若いお母さんの後ろ姿に出会い
4キロ過ぎで追い越したけれど…
ちっちゃな美容室のキュートな彼女の
白いニット系のファッションが頭から離れず
全然比較にならないと…
そんなことばかり考えてたから
10キロを走った感覚すらおぼつかず…
今日は幸いにもスマホの誤作動もなく
無事にランニングアプリもお役目終了
タイムやペースに関しては
疲れたことすら忘れるほど
特に何の思いもなく…
それほど
今日のちっちゃな美容室のキュートな彼女の
スタイルの印象が強すぎて…
今夜の夢に絶対に出てきそうな感じすら…
本当に写真を撮っておけば良かったと…
もし今度
同じスタイルの彼女に出くわしたら
恥も外聞も忍んでお願いして
絶対に写真におさめておこうと…
だけどもう一度チャンスがあるだろうか?
何年か前にビビッと感じたジーンズ姿
あれ以来お目にかかったこともないし…
チャンスって
ほんの一瞬しか訪れないものだと
いまになって…
人生もおんなじなのかも?
滅多にない好チャンスを見逃さないように…
といっても
残されてるのはわずかな年月しかないよなぁ
この際
チャンスが訪れるのを待ってるんじゃなくて
コッチからチャンスを掴みに行かないと…
当たって砕けてもいいじゃないか!
勇気を振り絞って向かって行った方が
砕け甲斐があるというもの…
もう
生きてる時間なんて限られてるんだから…
後悔したくない…
後悔したままで死にたくないなぁ…
涼しくなってから
庭木の剪定もひと通り終えたし
雑草も夏場みたいに生えるわけでもないので
最近は庭いじりの代わりにウォーキングを…
まぁ午前中に10キロ走ってるので
ガッツリ歩くわけじゃなく1時間前後
近所まわりを…
昨日の昼下がり歩いてたとき
小さい子どもを連れた家族連れと
たまたま同じ方向になって歩いてるとき…
子どもたちのお母さんだろうか?
長く細い脚を露わにしたミニスカート姿で
その脚に思わず見とれていたとき…
まるで変質者みたいに思われたのか
後ろを向いた子どもたちに怪しまれたようで
オトナたちに何かを訴える感じ?
すかさず
おそらく僕よりずっと
たぶん10歳以上は若そうなお婆ちゃんが
振り向いて僕にコンニチワ〜と大声で…
思わず驚いて軽く会釈してから
そのまま歩き続けたのだが…
またもや大声でコンニチワ〜と
再度呼びかけられたので
今度はコンニチワ〜と返しながら…
マジに怪しいジジイだと思われてる?
アッ!決して怪しいもんじゃないですよ〜
見た目はこんなに怪しそうだけど…笑
そう言って違う違うという仕草で手を振ると
若いお婆ちゃんも安心したのか笑ってくれ…
たしかにこの見てくれじゃ
絶対に怪しまれると…
それにしても機転が利いて勇気のある
若いお婆ちゃんの素晴らしさに感心!
スタイルは一緒に歩いてたお母さんと違い
ズングリむっくりだったけど…
で…
ひょっとしたら今日も会えるかなと
同じコースを歩いてみたが
さすがにそんなわけには…
代わりにというか
7〜8年経つだろうか?
久しぶりの年上知人に出会うことができて
お元気ですか〜?と声をかけてみると…
元気だよ〜
ソッチも元気そうじゃないか
いつも走ってるの見てるぞ〜と言われ…
そうか…
僕は全然気づいてないけど
走ってればどこかで誰かに
必ず見られてるんだと…
しかも茶髪ロン毛で髭を生やして
僕だとわからないだろうと思ってても
簡単に正体がバレてるのだと…
怪しまれたり
正体がバレてたり
自分の考えだけじゃ測れない
ヒトサマの思い…
歩いててそんなことなんだと
あらためて感じることに…
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