やたら寒くなった
11月になった途端
おそらく本来はこれが
この時期の普通の寒さなんだろうけど
10月までが暑過ぎたのでそんな気に…
段々とキビシくなってくんだろうなぁ
愛車をオープンにして走るのも…
ジョグの方は
夜中に雨が降ってたこともあるし
朝起きたときは止んでたけれど
低くて暗い空は再び降り出しそうなので
無理はしないで休足日に…
もう年内には参加予定の大会もないし
無理せずにポンコツ老体を休めろと
カミサマが言ってくれてるのかもしれない
でも
朝から家の中でカミさんと一緒にいるよりも
ジョグに出かけた方が
全然気楽なんだけどなぁ
それも我慢というか覚悟？しなきゃならない
そんな季節になってきたということか…
コレって死ぬまで続くんだよなぁ
何かが変わらない限り…
そんなことを考えながら
朝のルーティンを済ませ
洗濯物を持ってコインランドリーまで…
ガレージの愛車に乗り込んだとき
すでに雨は上がってて
青空が半分くらいに広がるまでに…
こんな天気になるんだったら
無理してでも走れば良かったなぁ
そう後悔しながら愛車の屋根を開けて
わずか数分間のプチドライブ
この子のバイオリンを聴きながら…
コインランドリーに到着すると
この間ツーショットを撮った
背の高いスレンダーなお姉さんが
いつものように奥の方で掃除してて…
入って来た僕には気づかないみたいだったが
洗濯物を乾燥機に放り込んで
小銭を投入しようとしたとき…
ねぇ今日は走って来たの？
僕を見つけてすぐ近寄って来たのだろうか？
背後間近から声を掛けられ少し驚いたけど…
いや
朝方は雨だったから今日はお休み
それより先一昨日の日曜日に
TMマラソン42キロ走って来たのよ
へぇ〜すごいね〜
もう走らずにはいられないって感じ？
そうだなぁ
もう病気みたいなもんか？
走ってると良いことあるの？
う〜ん…まぁ身体だけは健康かなぁ
病気しないっていうか…
彼女とそんなやりとりをしながら
すぐ近くの椅子に座って待ってる
どこかのオバちゃんに全部筒抜けだと…
もしそのオバちゃんがいなかったら
この間みたいにもう一度写メを撮ったり
しばらくは話していたいと思ってたけど…
どこのオバちゃんか知らないが
壁に耳あり障子に目あり…だからなぁ
それにしても
この背の高いスレンダーなお姉さん
普通のお客さんに対する態度と違って
やたら僕に愛想いいというか
こんな風に話しかけてくるなんて…
もしかして僕に好意を持ってる？
少なくても興味があるんだろうなぁ
興味があるってことは
好意を持ってるのとほぼ同じこと
僕に言わせればだけど…
もしそうなら
ねぇ今度デートしようか？と
そう言って誘ってみればいいかも…
別に断られても構わないけど
どんなリアクションを示すのか
一度見てみたいような気もして…
乗り気だったら
文字どおりデートに誘えばいいんだろうし…
しかし幾つくらいなんだろう？彼女…
僕よりは年下に思えるけど
喋り口調が上からみたいに聞こえるし
まさか年上？
70代でこんなバイトしてる？
そこまでしてお金欲しい？
あっ…でも
近所の70すぎのオバちゃんは
コンビニでバイトしてるなぁ
だけど
70代ならあんなにシャキッと立ってたり
テキパキ掃除したりしてないだろう
いや…
近所の70すぎのオバちゃんは
シャキッとしてるし立ち姿もまだ若いなぁ
アラ古希前後の女の人って
その人によって個人差がかなりあるのかも？
アラ古希某カオルさん然り…
いずれにしても
今度2人っきりのときがあったら
試しに声をかけてみよう
だけど
彼女のこと全然知らなくて
名前とかダンナがいるとか孫がいるとか
どの辺に住んでるとか…
もちろん
彼女も僕のことはそんなに知らなくて
カタイ仕事をリタイアしたことと
毎日ジョグを走ってることくらいしか…
お互いそんな状況でありながら
デートなんて出来るんだろうか？
いやむしろ何にも知らない方が
デートしやすいかも？
どこの誰だとかどんな家庭環境だとか
知ってしまうと
現実的になりすぎて興ざめしちゃうか？
そうかもなぁ
まぁいずれにしても
今度試しに声をかけてみよう
どんなリアクションが返ってくるのか…
そうとなれば早速
声かけの練習でも始めようかなぁ
ねぇ今度デートしようか？
ねぇ一度だけ僕とデートしようよ！
え？どんなデートって？
ん〜とね〜オトナのデート！
ダメ？
って…
バカバカしいか？
いや…
真剣だぜ〜