道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

9/8更にビビりながらのゆるジョグ7㎞(それで充分さ…)

2024-09-08 18:40:00 | 日記

イマイチの不調さが朝からつきまとう
ちょっとした動きで軽いメマイを感じる
不安な一日の始まり

朝からというよりは
昨夜からというべきかも?

昨日の日中はメマイもなく
そこそこいつもと同じ感じで
ジョギングのあと庭掃除や水撒きなど
何の支障もなく出来てたのだが…

晩メシを済ませお風呂のあと
前夜はメマイがヒドくて出来なかった
ストレッチをとりあえず試みてみると…

最初はメマイも起きず大丈夫そうだったので
そのまま続けてみたけれど…

1/3くらいのメニューを済ませたあたりで
やっぱりメマイが顔を出してきて
仰向けのストレッチはまだ無理だと…

で…
そこでやめたのは良かったんだけど
そのあとから些細な動作でも
メマイ感を覚えるようになって…

寝るときも仰向けになれないのは
前夜と全く変わらず…

今日の朝を迎えても
ちょっとした異常状態が続いてたという感じ

だから
顔を洗うときも歯を磨くときも
ふとした拍子にメマイ感を覚えて…

最初よりも悪いことになったのは
仰向けだけじゃなく俯いているときにも
メマイ感を覚えるようになったこと…

これまで俯けばメマイが治まってたのに
そうなるとどんな姿勢を取って
メマイが治まるのを待てばいいのか?と…

かなり不安に…








朝食のトーストを食べ終え
朝のルーティンをしてる最中に
外から大雨の降る音…

あれ?今日は雨降りだっけ?
いつもどおり走るつもりでいたんだけど…
そう思いながらスマホの雨雲レーダーを確認

どうやら線状降水帯みたいのが
我が地にかかってるようで
1時間近くは降り続くような…

メマイもあるし
無理せずに今日は休足日にしろってことか?

用意していたジョギングウェアを仕舞って
もう一度雨雲レーダーを確認してみると
線状降水帯が通り抜けたあとは
断続的な小雨なのでなんとか走れそうだと…

仕舞ったウェアをもう一度出して
ゆっくりと時間をかけて準備することに…

だけど
普通なら何ら問題はないものの
まだメマイが治らず残ってるのに
小雨を承知で走るなんて…

万が一
何かがあったらどうするのかと不安に思い
昨日よりも更にビビりながら走ることに…

この子をお供にして…



雨に濡れても平気だった練習用シューズは
この間捨てちゃったので
大会用から降格?した厚底シューズを使用
なんだかモッタイナイ気もしたけど…

かといって
新品のシューズを履くわけにも行かず
やっぱり休足日にしとけば良かったのかも…


ついさっきまで大雨だった日曜の朝
さすがに走ってる人は誰もいなくて…

歩いてる人はみんな傘をさしてるし
行き交う車もワイパーを動かしてて
そんな中をただ一人走ってるポンコツジジイ

誰も知らないだろうけれど
メマイと足底筋膜炎と坐骨神経痛の三重苦に
苦しみながらの老いぼれジジイのジョギング

その愚かさたるや
常識では考えられないと我ながらも…

だけど
そんな非常識さが僕の僕たる所以だと
走りながら変に感じ入ってしまう

愚かでしかないよなぁ

だからこそアラ古希になっても
茶髪ロン毛に白髭とイヤリング
オープンカーで爆音を轟かし
老いらくデートという呆れるアヤマチも
犯してしまうのだと…

そう思いつつ半ば自己嫌悪に陥りながら
時折り打ち付ける強い雨の中で
5キロ過ぎの長い上り坂を上っていく
情けないランニング姿

客観的に俯瞰で見えるような気もして
それが紛れもなく自分の本当の姿なのだと…

雨の中を走ってる姿
別に誰かに見せつけたいわけじゃない
自分の愚かさを知らせたいわけでもない

出来ることをただやってるだけ…
ポンコツランナーの老いぼれジジイの姿
これでいいんだよなぁ?

いいんだろ?
カミサマ…

どんなに見栄え良く繕ったって
愚かな本性って絶対に隠せないから…



昨日よりはタイムも少しだけ悪くなったけど
メマイと足底筋膜炎と坐骨神経痛の三重苦の
苦しい中でのジョグだと考えると
今日も出来過ぎだろうと…

もちろん
三重苦が全くなかった昔に比べれば
比較もできないほどのテイタラクだが…

やがて70代に入って
本当に走れなくなっちまうことを考えると
これだけでもヨシとしとかないとなぁ







我が家から4〜5キロ離れた市内に
ちょっとだけ有名なランナーがいた

素人の僕とは違って
いわゆるアスリート系で鳴らした…

団塊の世代の真ん中
76歳だろうか?僕とは7歳違いの…
そんな彼がつい最近亡くなったことを知った

会ったことはもちろんあるけど
会話を交わしたことは全くなくて…

彼を知ったのは僕が中学生のとき
その頃は自分がマラソンを走るなんて
思ってもみなかったので
彼の存在は特に興味もなかったが…

50を過ぎてマラソンを走り始め
いくつかの大会に出るようになってから
会場でたまに彼を見かけるようになって…

日頃のジョグの途中で
彼と何度かすれ違うこともあったりして…

ジョグですれ違ったときはその度に
彼は僕の方を怪訝な顔つきで見ていたけど…

僕は彼のことを若い頃から知ってるけど
彼は僕のことは全く知らないだろう
当たり前だけど…

だからこそ離れた街中で
何度もすれ違う素人ランナージジイを
怪訝に思ったに違いない

最後に彼を見かけたのは
一年ほど前だったろうか?
とあるスーパーの近くで歩いてるところを…

数年前の地元のKMマラソンで見かけたときは
普通のジイさんランナーの風体だったけど…

そのときは
すっかり本物のヨボヨボジイさんになってて
かなり驚いた

ジョグですれ違ってた頃はまだ元気な様子で
おそらくジョグでも
僕より全然速く走っていたはずなのに…

走れなくなっちまうと
あんな風に急に老け込むのだろうか?
そんな印象が…

彼が生涯独身だったことを知ったのは
僕がマラソンを始めてからのことで…

知人の話では
マラソンが彼の恋人だと…

わからない気がしないでもない
僕自身も同じような気がして…

70代に入って走れなくなったとき
僕も彼と同じように
瞬く間に老け込んでしまうのだろうか?

そうかもしれないなぁ

メマイを発症して
かなりヤバくなってきたいま
ふと彼のことが頭に浮かんだ

彼のことを詳しく知ってるわけじゃないけど
なんとなく共鳴するものがあって…

僕も
走れなくなったときは死ぬときだろう
たぶん…

それでも
死ぬまで走り続けられのなら
それで充分さ

いろんな後悔ややり残したこと
たくさんあるに違いないけど
死ぬまで走り続けられれば…

思い残すことはないさ…

それで充分さ…





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