takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

民教冬の集会2010

2010-01-09 22:36:04 | 学校事務
 飯坂温泉で福島県民教協「冬の集会2010」が開催されました。カミさんが留守だったのでカミさんの実家に子どもをお願いして、数年ぶりに日帰り参加してきました。毎年正月明けの土日なので消防の出初めとかちあったっり、カミさんが留守だったりで行けなかったのですが子どもたちも大きくなってきて、数年ぶりに復帰できたというところでしょうか。

 1日目の今日は今関和子さんの記念講演と特別講座、夕食後の分科会と酒&交流会という内容でしたが時間の制約があり特別講座だけの参加となりました。
 特別講座は「子どものための学校づくり」をテーマにした学校事務職員が中心の講座にでました。参加者は少なかったものの学校事務職員以外にも学校災害の支援活動をされている退職教員の方、私立保育所の先生、高校の先生などの参加があり貴重な話を聞くことができました。突然司会をまかされ「子どもの貧困と学校」という内容で交流したのですが、保育料の未納であったり、市役所職員の窓口対応の在り方であったり、高校の授業料以外の経費であったり、団体会計であったり、義務制以外の教育の場で子どもや保護者の困難に向き合ってる話を聞くことができました。高校や大学の授業料減免など子どもに対する支援制度を網羅した資料やホームページの必要性も感じました。

 特別講座だけ参加して帰ってきてしまったわけですが、集会全体の雰囲気が子どもや保護者と真摯に向き合って良い学校にするための関係づくりを大事にしようという温かい雰囲気がありあました。マスコミに煽られる形で給食費を納めない保護者とか、クレーマーを通りこしたモンスターペアレントとか、学校と保護者の関係をサービスを売り買いする狭い関係にさせられ、対立させられているように思います。しかし福島の田舎では、そのようなモンスターに出会ったことがありません。マスコミが垂れ流す偏った情報を鵜呑みにせず自分の目で見て耳で聞き対話して得られる現実をもとに物事を考えたいものです。しかし一方で理不尽なことを言う保護者がいることも事実なのでしょう。そのような保護者にはそれなりの理由があるはずで、何を求めているのか、何が不満なのか、その問題を解決するためにお互いに何をすればいいのかをじっくり考える時間と心のゆとりが何より必要だと思います。そして今の学校現場にそのあたりのゆとりがないことが一番の問題なのだろうと思います。

 「保護者や子どもと共につくる学校」果てしない理想かも知れないけれど、100%不可能ではないと思います。「甘い」とか「現実を見ていない」とかいわれるかも知れないけれど、いがみ合ったり裁判を起こしたりする関係からは何も生まれないと思うから、お互いに良い学校にするために知恵を出し合える関係になれたらすばらしいと思っています。
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