新聞や雑誌の書評で取り上げられていたので買ってみました。この本を読んでオレが今まで描いていたアメリカとは映画の中だけの話だったと知りました。徴兵などしなくても国が様々な場面で規制緩和をし貧困層を作り出すだけで、簡単に国民を戦争に動員できる仕組みができあがっている国なんですね。まさに権力と財力から一番遠い人間から戦争に動員されるというセオリーどおりの国だということか。
でもこの本を読んで日本も同じ軌跡をたどっている気がして他人事ではない気がした。ワーキングプアや格差の問題、赤木智弘氏のように戦争に希望を見いだす人たちの存在など、まあ今のこの国が年間3万人以上の自殺者を出し、滑り落ちると這い上がれない格差社会が戦争状態とも言えるかもしれないが、、、。本当の意味で心が平和な社会にするためにはどうしたらいいのか。
赤木智弘氏にふれたのでもう少し詳しく書くと論座2007年1月号に「『丸山眞男』をひっぱたきたい」という論文を書いた人で、格差問題はバブル以前世代とバブル崩壊後世代の既得権の奪いあいだと見ている。これも最近読んだ城繁幸氏の論調に近い。つまりバブル以前世代がその既得権や仕事を手放さないから若者が貧困から抜け出さないという見方だ。たしかにそういう一面はあるかもしれないと思った。労働者政党が団塊世代の既得権を守ることに軸足を置きながら若者の貧困や格差の問題を取り上げるのは詭弁だという主張や、若者の仕事や所得を奪ってつまり犠牲を押しつけ、その上に成り立っている格差固定の平和よりも戦争に行って格差が流動化することをチャンスと見る主張はたしかに一理あると思いました。
でもこの本を読んで日本も同じ軌跡をたどっている気がして他人事ではない気がした。ワーキングプアや格差の問題、赤木智弘氏のように戦争に希望を見いだす人たちの存在など、まあ今のこの国が年間3万人以上の自殺者を出し、滑り落ちると這い上がれない格差社会が戦争状態とも言えるかもしれないが、、、。本当の意味で心が平和な社会にするためにはどうしたらいいのか。
赤木智弘氏にふれたのでもう少し詳しく書くと論座2007年1月号に「『丸山眞男』をひっぱたきたい」という論文を書いた人で、格差問題はバブル以前世代とバブル崩壊後世代の既得権の奪いあいだと見ている。これも最近読んだ城繁幸氏の論調に近い。つまりバブル以前世代がその既得権や仕事を手放さないから若者が貧困から抜け出さないという見方だ。たしかにそういう一面はあるかもしれないと思った。労働者政党が団塊世代の既得権を守ることに軸足を置きながら若者の貧困や格差の問題を取り上げるのは詭弁だという主張や、若者の仕事や所得を奪ってつまり犠牲を押しつけ、その上に成り立っている格差固定の平和よりも戦争に行って格差が流動化することをチャンスと見る主張はたしかに一理あると思いました。
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