takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

JR福知山線脱線事故

2005-05-21 17:42:08 | 社会
事故からずいぶん経ちますが事故の数日後にメモしたものを載せておきます。

 先日の事故で106人が亡くなった。遺族の方々の悲しみや怒りは当事者でなければ分からないだろうけれど、自分の家族が突然死んでしまうことなどとても想像できない。
 少しドライすぎるかも知れないけれど、いくら泣いても怒っても死んだ人は戻ってこない。JRの謝罪と時間が悲しみや怒りをを癒してくれることを願うしかない。むしろ重要なのはこのような人災を二度と起こさないためにどうしたらいいかをみんなで考えなければならないと思う。
 3月だったか踏切の操作員が電車がくるのに踏切を開けてしまって電車にひかれて4名が亡くなった事故があった。今回の事故と共通している点はどちらも時間に追われているということだと思う。開かずの踏切でも電車が通過する合間を縫ってほんの少しでも踏切を開けなければならない(開けてあげたい)というプレッシャー、JRの安全より利益を優先し情報操作と責任を現場に押しつける企業体質は断罪されなければならないが、運転手の電車を時間どおりに走らせなければならないというプレッシャーと上からの管理体制のなかで働かされていることに目を向けなければならないと思う。俺らだって被害者やその家族だって、ユーザーの立場だったら「少しでいいから踏切を開けてほしい」「もっと急いでほしい」「電車の本数を増やしてほしい」そんな要求をしていないだろうか。そういう要求が社会全体を忙しくしているのではないか。そしてあらゆる仕事を時間と管理のプレッシャーで締め上げて、自分の仕事に誇りを持てなくなっているのではないだろうか。社会全体にもう少しゆとりを取り戻さないと疲弊してぼろぼろになってしまうよ。
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