takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

専門職集団としての同僚性

2006-03-06 21:52:30 | 教育
 教職員組合は教職員の生活・権利・既得権・給与水準を守る組織ではあるが、それ以上に子どもを守らなければ仕事そのものが必要とされなくなってしまう。つまり保護者からの信頼を一番大切にしなければならない。

 不適格教員は体罰・わいせつ行為・飲酒運転などをする教員のことだから、すぐにでも辞めてもらわなければならない。ついでに教員免許も取り上げなければならない。

 指導力不足教員は本人が自己改善の努力をしているなら助けることもできるが、何も努力をせずやる気のない人や、一向に改善されず目の前の子どもに悪影響をおよぼしている人には申し訳ないが辞めてもらうしかないのではないだろうか。

 問題は指導力もやる気もあるのに一時的に心の病にかかってしまった人をどうするかだ。極端に言えば校長や同僚とのコミュニケーションはとれないが、子どもと保護者には絶大なる信頼がある人は許される。しかしその逆は許されない。一時的に心の病で子どもの前に立てなくなった人が担任から外れて、少し立ち止まってカウンセリングや研修を受けられるシステムはあった方がいいと思う。なぜなら今の学校現場には心の病で休む人がかなりいるからだ。病休・休職で2年くらいは休むことができるがそれ以上になると退職するしかないが、その間に復活して元気に働けるなら何よりだと思う。

 自分が親の立場で考えると、精神疾患の人や子どもに実害を及ぼすような教員に担任してほしくないという思いはだれでも持っていると思う。学力をつけてくれて、孤立を恐れず卑怯なことを許さない心(個人的な教育観だが)を育ててくれたら十分だ。

 とにかく子どもに実害を及ぼす教員に対して、校長も組合も自己改善か退職かを迫れる同僚性を持たなければ学校教育への信頼を失ってしまうと思う。その上でなければ保護者や地域との連携などないだろうし、保護者・地域・子どもとともに学校をつくることなどできないと思うのだ。そして学校に自然治癒力がないから匿名でマスコミに通報されたり、教育委員会や学校に匿名の手紙をよこされるのではないかと思う。
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