今日も無事に出勤できた。働く場所があるだけでありがたい。福島県は教職員の人事異動を一時凍結したが、宮城県は予定どおり強行し、4月1日付けで異動先の学校へ赴任させようとしているらしい。その後兼務発令で現任校へ戻って残務整理をするという。心ある教師たちは被災時に担任していた児童生徒の安否確認や心のケアのためにかけずり回っているというのに。子どもの心のケアを最優先で考えればクラス替えもせず、1年生以外はそのまま元担任が持ち上がるべきだとオレは考えるがエラそうな人はそうは考えないらしい。
震災にあった日に満タン給油してから2週間がたち3分の1になった。それでもあと100キロは走れるからまだいいかなと考えていた。教職員に対して緊急車両扱いで優先的に給油してくれるスタンドもあると聞いたが、特別扱いを受けることに抵抗があったし、給油のために何キロも並ぶことにも抵抗があった。
しかし帰宅途中に通りかかったスタンドが開いていて、渋滞が200メートルくらいだった。ちょっと迷ったけれど思わず並んでしまった。先日の2キロの渋滞からすれば10分の1で、この状況では並ばなければならないという気になってしまったのだ。並んでから10分くらいでスタンドについたら3,000円までの販売でレギュラーしかないと言う。オレのゴルフはハイオク仕様だからちょと躊躇したけれどせっかく並んだのだからと思って入れてもらった。今のところちゃんと走っているし何の問題もないのでレギュラーでも問題ないのではないかと考えている。
早く並ばなくても入れられるくらいガソリンを供給してほしい。政府は30キロ圏内までの住民に対して自主避難を勧告しはじめた。避難指示を出さないのはパニックをさけるためか?、金がかかるためか?、たんなる自己責任論か?。ウチは原発から45キロくらいなのだがジリジリ追いつめられる感覚でいる。しかし行くところなどないし、我が家が一番だから妻子は避難させたとしてもオレはこの地に残って最後まで見届けるつもりでいる。なんとか希望を持ってがんばりたいものだ。がんばろう、ふくしま!。いや「がんばっぺ、ふくしま」だな。
原発関連ブックマーク
衝撃的だが納得できる記事を朝日新聞が1面で報じた。
福島第一原発事故、スリーマイル超えレベル6相当に
東京電力福島第一原発の事故は、放出された放射能の推定量からみて、国際評価尺度で大事故にあたる「レベル6」に相当することがわかった。すでに米スリーマイル島原発事故(レベル5)を上回る規模になった。局地的には、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に匹敵する土壌汚染も見つかっている。放出は今も続き、周辺の土地が長期間使えなくなる恐れがある。
原子力安全委員会は、SPEEDI(スピーディ)(緊急時迅速放射能影響予測)システムで放射能の広がりを計算するため、各地での放射線測定値をもとに、同原発からの1時間あたりの放射性ヨウ素の放出率を推定した。事故発生直後の12日午前6時から24日午前0時までの放出量を単純計算すると、3万~11万テラベクレル(テラは1兆倍)になる。
国際原子力事象評価尺度(INES)は、1986年のチェルノブイリ原発事故のような最悪の「レベル7=深刻な事故」を数万テラベクレル以上の放出と定義する。実際の放出量は約180万テラベクレルだったとされる。今回は少なくともそれに次ぐ「レベル6」(数千~数万テラベクレル)に相当する。
経済産業省原子力安全・保安院は18日、福島第一原発の1~3号機の暫定評価を「レベル5」と発表したが、今後放出量の見積もりが進めば、再検討される可能性が高い。
土壌の汚染は、局地的には、チェルノブイリ事故と同レベルの場所がある。
原発から北西に約40キロ離れた福島県飯舘村では20日、土壌1キログラムあたり16万3千ベクレルのセシウム137が出た。県内で最も高いレベルだ。京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)によると、1平方メートルあたりに換算して326万ベクレルになるという。
チェルノブイリ事故では、1平方メートルあたり55万ベクレル以上のセシウムが検出された地域は強制移住の対象となった。チェルノブイリで強制移住の対象となった地域の約6倍の汚染度になる計算だ。今中さんは「飯舘村は避難が必要な汚染レベル。チェルノブイリの放射能放出は事故から10日ほどでおさまったが、福島第一原発では放射能が出続けており、汚染度の高い地域はチェルノブイリ級と言っていいだろう」と指摘した。
金沢大の山本政儀教授(環境放射能学)によると、1メートル四方深さ5センチで、土壌の密度を1.5程度と仮定すると、飯舘村の1平方メートルあたりのセシウム濃度は約1200万ベクレルに上る。チェルノブイリの約20倍。「直ちに避難するレベルではないが、セシウムは半減期が30年と長い。その場に長年住み続けることを考えると、土壌の入れ替えも必要ではないか」と話した。
健康への影響はどうか。チェルノブイリ原発事故では、強制移住の地域では平均50ミリシーベルト程度の放射線を浴びたとされる。しかし汚染地での長期の住民健康調査では、成人では白血病などの発症率は増えていない。
甲状腺がんは増えたが、事故当時小児だった住民が放射性ヨウ素で汚染された牛乳などを飲んで内部被曝(ひばく)したためとみられている。飯舘村の24日午後までの放射線の総量は、3.7ミリシーベルトだ。
長瀧重信・長崎大名誉教授(被曝医療)は「チェルノブイリ原発事故後でも小児甲状腺がん以外の健康障害は認められず、すぐに健康を害するとは考えにくい。高い汚染が見つかった地域では、データをもとに住民と十分に話し合って対応を考えてほしい」と話している。
震災にあった日に満タン給油してから2週間がたち3分の1になった。それでもあと100キロは走れるからまだいいかなと考えていた。教職員に対して緊急車両扱いで優先的に給油してくれるスタンドもあると聞いたが、特別扱いを受けることに抵抗があったし、給油のために何キロも並ぶことにも抵抗があった。
しかし帰宅途中に通りかかったスタンドが開いていて、渋滞が200メートルくらいだった。ちょっと迷ったけれど思わず並んでしまった。先日の2キロの渋滞からすれば10分の1で、この状況では並ばなければならないという気になってしまったのだ。並んでから10分くらいでスタンドについたら3,000円までの販売でレギュラーしかないと言う。オレのゴルフはハイオク仕様だからちょと躊躇したけれどせっかく並んだのだからと思って入れてもらった。今のところちゃんと走っているし何の問題もないのでレギュラーでも問題ないのではないかと考えている。
早く並ばなくても入れられるくらいガソリンを供給してほしい。政府は30キロ圏内までの住民に対して自主避難を勧告しはじめた。避難指示を出さないのはパニックをさけるためか?、金がかかるためか?、たんなる自己責任論か?。ウチは原発から45キロくらいなのだがジリジリ追いつめられる感覚でいる。しかし行くところなどないし、我が家が一番だから妻子は避難させたとしてもオレはこの地に残って最後まで見届けるつもりでいる。なんとか希望を持ってがんばりたいものだ。がんばろう、ふくしま!。いや「がんばっぺ、ふくしま」だな。
原発関連ブックマーク
衝撃的だが納得できる記事を朝日新聞が1面で報じた。
福島第一原発事故、スリーマイル超えレベル6相当に
東京電力福島第一原発の事故は、放出された放射能の推定量からみて、国際評価尺度で大事故にあたる「レベル6」に相当することがわかった。すでに米スリーマイル島原発事故(レベル5)を上回る規模になった。局地的には、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に匹敵する土壌汚染も見つかっている。放出は今も続き、周辺の土地が長期間使えなくなる恐れがある。
原子力安全委員会は、SPEEDI(スピーディ)(緊急時迅速放射能影響予測)システムで放射能の広がりを計算するため、各地での放射線測定値をもとに、同原発からの1時間あたりの放射性ヨウ素の放出率を推定した。事故発生直後の12日午前6時から24日午前0時までの放出量を単純計算すると、3万~11万テラベクレル(テラは1兆倍)になる。
国際原子力事象評価尺度(INES)は、1986年のチェルノブイリ原発事故のような最悪の「レベル7=深刻な事故」を数万テラベクレル以上の放出と定義する。実際の放出量は約180万テラベクレルだったとされる。今回は少なくともそれに次ぐ「レベル6」(数千~数万テラベクレル)に相当する。
経済産業省原子力安全・保安院は18日、福島第一原発の1~3号機の暫定評価を「レベル5」と発表したが、今後放出量の見積もりが進めば、再検討される可能性が高い。
土壌の汚染は、局地的には、チェルノブイリ事故と同レベルの場所がある。
原発から北西に約40キロ離れた福島県飯舘村では20日、土壌1キログラムあたり16万3千ベクレルのセシウム137が出た。県内で最も高いレベルだ。京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)によると、1平方メートルあたりに換算して326万ベクレルになるという。
チェルノブイリ事故では、1平方メートルあたり55万ベクレル以上のセシウムが検出された地域は強制移住の対象となった。チェルノブイリで強制移住の対象となった地域の約6倍の汚染度になる計算だ。今中さんは「飯舘村は避難が必要な汚染レベル。チェルノブイリの放射能放出は事故から10日ほどでおさまったが、福島第一原発では放射能が出続けており、汚染度の高い地域はチェルノブイリ級と言っていいだろう」と指摘した。
金沢大の山本政儀教授(環境放射能学)によると、1メートル四方深さ5センチで、土壌の密度を1.5程度と仮定すると、飯舘村の1平方メートルあたりのセシウム濃度は約1200万ベクレルに上る。チェルノブイリの約20倍。「直ちに避難するレベルではないが、セシウムは半減期が30年と長い。その場に長年住み続けることを考えると、土壌の入れ替えも必要ではないか」と話した。
健康への影響はどうか。チェルノブイリ原発事故では、強制移住の地域では平均50ミリシーベルト程度の放射線を浴びたとされる。しかし汚染地での長期の住民健康調査では、成人では白血病などの発症率は増えていない。
甲状腺がんは増えたが、事故当時小児だった住民が放射性ヨウ素で汚染された牛乳などを飲んで内部被曝(ひばく)したためとみられている。飯舘村の24日午後までの放射線の総量は、3.7ミリシーベルトだ。
長瀧重信・長崎大名誉教授(被曝医療)は「チェルノブイリ原発事故後でも小児甲状腺がん以外の健康障害は認められず、すぐに健康を害するとは考えにくい。高い汚染が見つかった地域では、データをもとに住民と十分に話し合って対応を考えてほしい」と話している。
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