takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

春の日差し

2007-02-22 21:39:26 | 日記
 雨水をすぎたら妙に春めいてきて今日も穏やかな1日だった。暖冬は暖房費や除雪費がかからないし通勤が楽なのでとてもいいのですが、風雪に耐えてこそ心身ともに鍛えられるような気がするし春の価値が下がるような気がしてならない。農業や漁業に対する影響も気になる。なにか美しい日本の季節感がなくなってきているような気がして寂しい。

 今日はとても天気が良くて仕事をするにはもったいないくらいの陽気だった。午後からは久しぶりに組合業務で学校まわりをした。組合に入っていない人への勧誘なのだがこれが疲れる。加入する意志のない人に声をかけると肩が落ちてドッと疲れが出てしまう。でも毎度のことながら色々な人がいて驚かされる。定期的にこういう刺激がないと井の中の蛙になっちまうから貴重な経験なのかもしれねえな。

 今日も何人かの人と話をした。「忙しくないですか?」と聞くと2人の方から「忙しくてあたりまえだと思ってます。」という答えが返ってきた。まあそれなりの給料をもらっているからという理由なのだろうけれど、忙しさの質はあまり問題ではないらしい。俺なんかは子どもに関わることや教材研究など前向きなことで忙しいのはいいと思うが、どうでもいいような後ろ向きな仕事に時間をとられるのってアホらしくないのかなと思ってしまう。そしてそこにあるのは自分は今困ってないから他の人のことはどうでもよく、自分さえよければいいという感覚でなないだろうか。
 ある人とは憲法9条についての話になった。ふつうこういうネタには食いついてこないのだがめずらしく話に乗ってきた。今や教育界にも保守的な人はもちろん、かなり右に寄っている人が増えているのかもしれないな。この人は9条改正に賛成か現状追認、専守防衛は認めざるを得ない状況だと思っている話しぶりだった。しかしそれをやるのは自分ではないということが前提らしい。自分の教え子や自分の子どもが戦場に行って人を殺すか、間違って殺されるというリアリティはないのだろう。まして学校が再生産した下層の貧しい家庭に生まれた子どもたちが行かされるという構造が作られようとしていることなど知る由もない。
 新規加入がなく肩が落ちたけれど天気が良かったので救われた気がした。疲れたが刺激的な1日だった。
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