「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

チャンギー監獄に生贄と散った中村鎮雄大佐の無念の叫び

2008-08-10 16:31:54 | 良書紹介
『祖国と青年』8月号では、連載を休止して、BC級戦犯として無念の最期を遂げられた中村鎮雄大佐(熊本出身・わが母校済々黌出身)の日記・書簡集『立ち上がる国祈る』が出版されたので、編者であり、ご子息の中村達雄氏への取材も含めて、ひとつの記事として紹介した。本自体の出版元が熊本日日新聞で地方出版なので中々手に入りにくいので、記事としてその内容を紹介した。関連するBC級戦犯裁判関係の資料を読み漁れば漁るほど、「文明」の名の下に行われた報復残虐なる裁判に強い怒りが湧いてきた。 . . . 本文を読む

新しい神の国

2007-11-22 22:52:59 | 良書紹介
古田博司『新しい神の国』(ちくま新書・2007年10月10日発行)を読んだ。 私は、終戦50年(平成7年)の頃、日韓関係について集中的に勉強していた頃、古田氏の著書『朝鮮民族を読み解く』(ちくま新書)を読んで朝鮮民族の根底にある行動様式についての示唆に富む指摘に感心していたので、今回、本屋で見つけて迷わずに購入した。『新しい神の国』とは勿論日本の事である。古田氏は、中国や朝鮮は「宗族」を中心とす . . . 本文を読む

朝日新書でまともな大東亜戦争論が

2007-10-27 11:54:25 | 良書紹介
出張の合間に、朝日新書の『アメリカに問う大東亜戦争の責任』を読んだ。作者は、朝日新聞の記者だった人だが、大東亜戦争とあえて使っていたので、中をめくってみたら、中々真っ当な事が書いてあった。今読み終えて、殆ど私が求めている歴史探求に近いと思い、皆さんに「良書」として紹介する。 . . . 本文を読む

手の文化と足の文化

2006-07-05 14:11:07 | 良書紹介
サッカーのワールドカップが開催され、大詰めを迎えている。だが日本は予選で敗退を余儀なくされた。丁度今、清水馨八郎『手の文化と足の文化』(日本工業新聞社 昭和59年刊)を読んでいたので、農耕民族・即ち「手の文化」の日本人が、牧畜民族・即ち「足の文化」の欧米人に「足」を以て戦うサッカーで勝つのは至難の業である事を痛感した。 . . . 本文を読む