「武士道の言葉」第四十回 大東亜戦争・祖国の盾「特攻」その3(『祖国と青年』27年11月号掲載)
美しき祖国への信
神州の尊、神州の美、我今疑ハズ、莞爾トシテユク。萬歳。 (黒木博司海軍少佐「遺書」)
昭和十八年になると、米軍の反転攻勢が強まり、不利な戦況を挽回するには物量の差を跳ね返す様な「一人千殺」の必勝兵器の開発が必要との声が、現場の潜水艦将校の中から起って来る。その様な中、呉軍港外 . . . 本文を読む
「武士道の言葉」第三十九回 大東亜戦争・祖国の盾「特攻」その2(『祖国と青年』27年10月号掲載)
平和を愛するが故に戦いに参加する
平和を愛するが故に戦いの切実を知る也、戦争を憎むが故に戦争に参加せんとする (古川正崇・『雲ながるる果てに』)
九月十九日午前二時過ぎ、わが国の安全保障をより強固なものとする為の平和安全法制が漸く国会で議決され成立した。この間の国会審議が不毛に終始したの . . . 本文を読む