『祖国と青年』8月号では、連載を休止して、BC級戦犯として無念の最期を遂げられた中村鎮雄大佐(熊本出身・わが母校済々黌出身)の日記・書簡集『立ち上がる国祈る』が出版されたので、編者であり、ご子息の中村達雄氏への取材も含めて、ひとつの記事として紹介した。本自体の出版元が熊本日日新聞で地方出版なので中々手に入りにくいので、記事としてその内容を紹介した。関連するBC級戦犯裁判関係の資料を読み漁れば漁るほど、「文明」の名の下に行われた報復残虐なる裁判に強い怒りが湧いてきた。 . . . 本文を読む
7月1日に荘内南洲会を訪れた。その際の感動を機に記した文章を掲載する。『祖国と青年』の7月号に掲載したものである。明治23年に「西郷南洲遺訓」が出版されたのは、鹿児島ではなく、遠い山形の荘内だった。その事が大西郷の顕彰に大きな意味を持つ。鹿児島と荘内という、顕彰の二つの中心地を持つ事によって、西郷南洲は日本を代表する人物として日本中に敬仰の輪が広がったのである。 . . . 本文を読む