ニワトリの鳴き真似の後は、
朝飯。
浜から拾って来たワカメをそのままどんぶりに入れたもんやった。
カッちゃんは、
ゲロりたくなった。
おじさんとおばさんに食べたくないと言ったら、
やさしく「崖から落としちゃうよ」、
と言われた。
やから、
我慢して食った。
食後、
おじさんが、
お座敷に集まりなさいと、みんなに号令！
そして、
「溺れ死んだ姉ちゃん、偲びます」
と言って、
畳にうつ伏せになって、
手足をバタバタさせた。
いとこ達は、
おじさんに続いて、
うつ伏せになって、
手足をバタバタさせた。
カッちゃんは、心の中で「こんな馬鹿なことだけはしたくない」と、泣き言。
ひとりだけ突っ立っていたカッちゃんの足に、
おじさんは、蹴りを入れた。
カッちゃん、倒れた。
なのに、
おじさんは、
何度もカッちゃんを蹴りまくるので、
カッちゃんも、
みんなと手足をバタバタさせた。
その後、
いとこ達と外に出る。
ザルを持たされた。
いとこは、
砂を一粒ずつ取って、ザルに入れろと言う。
そうすることで、
大地に感謝するとかホザく。
カッちゃんは、
物凄く悲しい😭
こんな意味の無いことを、何でせなあかんのや😠‼️
そこに、
おじさんとおばさんが来て、
「砂つぶ拾わないと、生き埋めにしちゃうよ」と言った。
それで、
カッちゃんは、
いとこ達と、
一粒ずつ砂を拾って、
ザルに入れた。
昼メシ。
又、
どんぶりに入ったワカメ。
ゲロりたい気持ち抑えて、
ワカメを食った。
昼メシ後、
いとこにサッカー⚽️誘われた。
おじさんとおばさんも、遊び時間よ、と、やさしく言ってくれる。
やから、
いとこに、
サッカーボール⚽️パスしたところで、
おじさんから、
遊び時間終了と言われる。
昼休み、一分😳
再び、
ザルに一粒ずつ砂拾い。
そして、
夕方に、
砂拾い終了！
おじさんとおばさんが、
ザルに入った砂つぶ見つめ、
「🎙砂つぶさんよ〜砂つぶさんよ〜」と、演歌調に唄う。
その歌に、
いとこ達も加わり、
大合唱‼️
カッちゃんも、
泣く泣く歌った。
でないと、
崖から突き落とされるか、生き埋めにされる😭😭😭
ケイジロウ、
アメリカのことわざに、
隣の芝生は青く見えると言うのがある。
他人が自分よりも幸せそうに思うことなんやけど、
このカッちゃんの話のように、
そこまで、
甘いもんやないことを、教えられるね。
