ケイシロウとトークアバウト

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校門遥かなり〜悲しき急勾配坂物語

2019-09-22 01:49:00 | 日記



オノウコが通学してた高校の通学路は、
凄まじい急勾配の坂。
通学路と言うより、
山道😳
駅から校門まで、
この急勾配坂道を五十分も登らないといけない。
ここの高校の生徒たちは、
登校するというよりも、登山していると考えた方が、
現実的らしい。

オノウコの一つ年上のキウチ先輩は、
ドラム缶とあだ名された、大メタボ。
やから、
登校はきつ過ぎる。
下校は、比較的ラクか⁈
そして、
キウチ先輩は、
大の負けず嫌い!
何でも一番でないと気が済まない。
それで、
登校一番乗りの初快挙あげようと、
早く寝て、早く起きた。
そして、
唇噛み締めながら、
急勾配の坂道を登る。
校門が見えたので、
うれしくなって、早足になった途端、
足がもつれて、
転んで、
急勾配坂道を、
ぐるぐる横回転しながら、
駅まで、転がり落ちた。

翌日、
キウチ先輩は、再び早起きして、
五十分かけての急勾配登校。
眠くてよろめきながらも、
ようやく校門までたどり着き、
喜んでいたところを、
背後からオノウコが来て、大声で、
「先輩、おっはー‼️」
キウチ先輩、驚き過ぎて、足がもつれ、
転んで、
ぐるぐる横回転しながら、
駅まで、転がり落ちた。

更に翌日、
今度こそ、登校一番乗りの栄冠求めて、早起き!
五十分の急勾配坂道登校。
校門が見えた。
その近くで、
小学生が野球している。
キウチ先輩が、校門の前に来た時、
野球で打たれた球が、キウチ先輩の頭に直撃!!
足がもつれて倒れ、
ぐるぐる横回転しながら、
駅まで、転がり落ちる途中、
小学生達を指差して、
「お前ら、殺すからな!」
と、捨てゼリフ残して、
駅の方向に、
転がり消えた!