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山本敬治(やまもとけいじ)~栄光の物語🥸

2021-07-23 00:56:00 | 日記




ネタ元は俺のおいさんから。

話は1970年代の北陸地方の町。
そこに、
当時17歳の山本敬治(やまもとけいじ)がいた。
成績優秀で、
両親は、
上京させて、
有名大学に行かせたかった。
が、
山本敬治は、
乗り気やなかった。
理由は、
極貧の農家である実家を考えてのことで、
身分相応な生活をすることがイイことやと、
信じ込んでいた。
そういう訳で、
山本敬治の煩悶生活が始まった。

ある日、
山本敬治の家に警察が来て、
山本敬治を連れて行った。
理由は、
空き巣の共犯というものやった。

取り調べ室には、
山本敬治の同級生がいた。
山本敬治はハメられたことを知った。

そこに、
若い刑事が来て、
取り調べ官の一人に慌てた口調で、
「ヤマモト刑事!!」と呼びかけた。
山本敬治は「はい」と答えた。
若い刑事は冷たく、
「お前やない‼️」と言い放った。

山本敬治がヤマモト刑事に、
身の潔白を語りまくっていた時に、
「こら❗️入るな❗️」という怒声とともに、
チンピラのあんちゃんが入って来て、
「ヤマモト刑事‼️」と叫んだ!
山本敬治は驚いて「はい‼️」と答えた。
チンピラは「お前やない‼️」と叫んで、
すぐに、
数人の警官に取り押さえられて、
連れて行かれた。

山本敬治は必死にヤマモト刑事に、
事件を詳細に調査するように嘆願した。
ヤマモト刑事は、
この山本敬治の訴えを聞き入れ、
事件の調査に乗り出した。
そして、
ヤマモト刑事の必死の捜査で、
山本敬治の無罪が証明された。

山本敬治は、
自分をハメた同級生に握手しに行って、
「俺も自信を持って生きるから、お前も絞首台に行く時は、胸を張れよ!」と励ました。
同級生はその言葉に驚き、
「空き巣に入っただけで死刑になるのか😨❓」と言って、
キレて、
「殴るぞ、山本敬治!!」と叫んだ!
すると、
近くにいて書類に目を通していたヤマモト刑事が顔を上げて、
「殴るだと⁉️やってみぃ😡‼️」と怒鳴った!

そうこうして、
山本敬治は釈放されて、
家に帰れた訳やけど、
進路問題が解決した訳やなかった。
上京とか状況的に身分違いやと、
思い沈んだ。

ある日、
地域の夏祭りがあって、
たくさんの露店が並んだ。
そして、
その中に、
今では絶禁モノの見せ物小屋があった。
山本敬治は気晴らしに中に入った。
蛇食い娘と称する50代のばばさんが、
蛇を喰い、
お客は「おお😳」と驚嘆した。
が、
山本敬治の心は晴れなかった。

山本敬治が、
見せ物小屋近くに流れている小川で、
思い悩んでいたら、
先程の蛇食い娘がやって来た。
そして山本敬治に、
「蛇を喰って40年。今思ってることは、蛇よりもウナギが食いたい」と言った。
すぐに見せ物小屋の方から親方が、
「こら❗️蛇食い娘❗️ナニ油を売っとんじゃ⁉️ハヨこっちに来て蛇を喰わんか‼️」と怒鳴った!
蛇食い娘は、
「すんません!親方!!」と叫んで、
見せ物小屋へと駆けて行った。

山本敬治は、
今の出来事が胸に刺さった。
〈蛇を喰って40年。蛇よりもウナギが食いたい。〉
この言葉は、
山本敬治の魂を揺さぶらせた。
ナニも身分ばかり考える蛇食い生活よりも、
上京するウナギ食い生活しても悔いはないんやなかろうか?
俺のおいさんは、
この出来事を、
敬治啓示が降りたと表現する。
山本敬治は見せ物小屋を眺めながら手を合わせ、
「ありがとう。蛇食い娘」と言って、
栄光への新生活へと歩んで行った。