ケイシロウとトークアバウト

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さよなら子守唄😢

2021-07-09 00:55:00 | 日記




ケイジロウが12際の時の話。

とにかく不景気で、
リストラや給与減額が当たり前の日常。
20代のサトミも、
新入女性社員として、
懸命に働いたが、
失敗の多さに、
お局から、
「あんじょう使い物にならんね」と嫌味の連打を喰らう。
サトミ自身、
クビにされる不安に怯えた。

そんなある日、
体のデブい短足丸顔の常務から呼び出し喰らう。
常務室に呼ばれたサトミは、
クビを覚悟していた。
常務は、
勤務実績表に目を通しながら、
甲高い声でサトミに、
「キミいかんね!ミスばっかりして!ミスを克服してミセスになりなさい!!」と厳しく言った。
サトミはナンのことやろか🤔と思案していたら、
常務が、
「実はキミに頼みがあるんやけど、今週末、私と妻が不在やから、12歳の甥と赤ちゃんの面倒見てくれんやろか?もちろん、キミの懐が満足するものを出すし、勤務上でも、キミが仕事慣れするまで文句を言わないようにさせる付録も用意する」と、
長いダベりゴトに対して、
サトミは引き受ける約束をした。

サトミは、
子供好きやった。
赤ちゃん👶の面倒をみるのも大好きやった。
ましてや、
謝礼と今後の会社内での安全さも約束されているさかい。

週末が来た。
サトミが、
デカい一軒家に来ると、
常務の奥さんに案内されて、
中に通された。
すぐに、
「バブバブ」いう赤ちゃんの声と、
サッカーボール⚽️のリフティング音が響いて来た。
隣部屋にいるらしい。
常務の姿は無いから先に家を出てると判断したサトミは、
赤ちゃんと甥御さんに会いたいと言った。

常務の奥さんに連れられて、
隣部屋へと足を踏み切れたサトミにガク(愕)が入った😱‼️
ナンと、
大きなベッドに、
ベビー服姿にガラガラ持った常務がおしゃぶり咥えて「ボ---ボ---ボ」と言っていた。
そばには、
女の子かと思わせるカワイイ系小学生が、
リフティングしていた。
奥さんから、
赤ちゃんの名前はアオちゃんで、
甥はヨウイチやと教えてくれた。
そして「では、よろしく」と、
奥さんは出て行った。

常務ことアオちゃんは、
ガラガラ鳴らして含み笑いした。
サトミは心の中で、
「気色悪い😩」と嘆いた。
ヨウイチはリフティングしながら、
「31、32、33」と数え、
「ワープするぜ‼️」と叫んで、
「7兆34、7兆35---」とそのまま数えながらリフティングを続けた。

常務ことアオちゃんが、
「ウー---ウー」言い出したので、
サトミはヨウイチに、
「赤ちゃんの様子が変よ」と言うと、
ヨウイチは、
「赤ちゃんじゃねえ!アオちゃんや」と訂正した。
サトミは、
「色なんかどうでもいいの😠何をすればいいのよ」と言うと、
ヨウイチはリフティング止めて、
部屋を出て行った。
そして、
「来いよ⁉️サトミ!」と呼びかけた。
サトミは呼び捨てされたことにガチギレするのをこらえて、
ヨウイチがいる台所に行った。

ヨウイチは、
哺乳瓶🍼に粉ミルクを入れてぬるま湯で溶かし、
ウイスキーを混ぜてシェイクした。
そしてサトミにウインクして、
「サトミの仕事だぞ」とやさしく言った。
サトミは、
このガキを蓮の咲いているところに送りたいという思いを必死に打ち消した。

部屋に戻り、
常務ことアオちゃんの口に哺乳瓶をあてがった。
アオちゃんは美味しそうに飲んでゲップした。
サトミは、
「ゲップしてるわ」と言うと、
ヨウイチは、
「知ってるよ。新車買ってリボ払いしてることくらい」と答えたので、
ゲップしてるを月賦してるに間違えられたサトミは、
話しにならないと呆れてしまった。

常務ことアオちゃんは急に、
不機嫌に、
「ダー😠ダー😠」言い出したので、
ヨウイチはビデオテープを再生させた。
テレビ画面に録画された常務の奥さんが、
「アオちゃんが不機嫌な時は、セサミストリート音頭をされてください。私の踊りを真似るのです」と言う。
ヨウイチがテープを一時停止して、
セサミキャラの付いた扇子を二つ持って来て、
サトミに手渡し、
「CD💿流すから、画面の奥さんと踊りなよ」と言って、
セサミストリートのテーマソングを流して、
一時停止から再生に戻した。

サトミは画面の奥さんと一緒に踊っていたが、
止めて扇子を床に叩き付けて、
「こんな馬鹿な真似が出来るか⁉️あたしは赤ちゃんの面倒みれと言われただけよ‼️」とヨウイチに食ってかかったので、
ヨウイチも負けずに、
「赤ちゃんじゃねえ❗️アオちゃんや❗️」と言い返した!

サトミは絶ギレして、
「あたし帰る‼️」と叫んで出て行こうとしたら、
常務ことアオちゃんが立ち上がって、
「帰ったらクビだぞ‼️」と怒鳴った!
サトミはスルーしようとしたが、
考え直し、
常務ことアオちゃんに、
「アオちゃん。謝礼を倍額いただきます‼️そしてボーナスの査定も良いものになるようにお取り計らいをお願いします」と強く言った!
アオちゃんこと常務は、
「約束する。その代わり、セサミストリート音頭を踊れよ!」と凄んだので、
サトミは、
「よろしゅうございます‼️」と言って、
落ちた扇子を拾い上げた。

ヨウイチがすぐに、
ビデオ再生とCD流し、
サトミは、
セサミストリート音頭を踊った。
常務ことアオちゃんは、
おしゃぶり咥え直してガラガラ鳴らし、
「ダー😀ダー😀」言うて喜んだ。

ヨウイチはリフティングを再開して、
「700兆36、700兆37---」と水増しして数えた。