ケイシロウとトークアバウト

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財布に二千円しかなけれども、心に二千万円ありき

2021-07-02 00:39:00 | 日記




福タユウと妻のツマブキは、
貧乏臭く生きることを常としていたが、
気分転換に、
上流階級に映えようと、
おしゃれした。

高級生地の袴を着たタユウと違い、
ツマブキは、
パウダーが白過ぎて、
白粉(おしろい)顔になり、
挙げ句に、
口紅の色を選べなかったので、
上唇に好みの紫口紅を付け、
下唇には、
もう一つの好みである、
緑の口紅付けた。

福タユウとツマブキは、
高級車の展示会へと出掛けた。

タユウは係員に、
「高級感というより荘厳さを感じますな」と静かに語った。

ツマブキは、
カマロ(かまろ)と書かれた展示車見つめ、
係員に、
「実にいいかまぐちですね」と言った。
係員は驚き😦
「かまぐちですか😮❓これはかまろ(カマロ)ですけど」と言うと、
ツマブキは逆ギレして、
「かまぐちと書いてあるよ😠❗️」と言い張った。

福タユウはツマブキをシカトして、
係員に、
「車の燃料も、電気が主流となるんでしょうな」と言うと、
ツマブキも係員に、
「そうでしょうな。石炭も入れるのが大変ですし」と言う。
タユウはキレて😡、
「車が石炭で走るか⁉️」と叫んで、
ツマブキの尻を蹴った。
ツマブキは尻を押さえて、
腰をかがめた。

福タユウはツマブキをスルーしながら、
係員に、
「高級車こそ、走る芸術品ですな」と言うと、
ツマブキは腰をかがめたまま、
「タユウ。いぼ痔が破れた」と言った。
見ると、
尻部分から足首にかけて、
血が流れていた。
福タユウはガチギレして、
「下品なことを言うな😡❗️遂に女として目覚めたと言ってごまかせ❗️」と怒鳴った!
ツマブキは、
「65にもなるのに、潮が出て目覚めるか🤬⁉️」と怒鳴り返した!

福タユウはため息吐いて😮‍💨
「金持ち気分が崩れた」と言うと、
ツマブキは、
「そんなこと知るもんですか。あたしたちは二千円しか持っていないんです」と言い返した。
タユウは、
「たとえ、懐に二千円しかなくとも、心に二千万円持てばエエんや‼️」とガナリ出したので、
係員は、
警備員呼びに行った。