ケイシロウとトークアバウト

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吹き抜ける戦慄😳~ヒラメばあちゃんのご来店😱

2024-04-08 20:59:00 | 日記




とある賑わいを見せるスーパーで、
ヒラメのようなのっぺり顔のばあちゃんが来た。
そして店員に、
話しかけた------のはエエけど、
一語話すのに10秒かかるばあちゃんやった。
店員は我慢しながら、
このばあちゃんの話しを聞いていた。
「おみおつけ(味噌汁の意。関東地方の表現)の塩分が頭のてっぺんから足のつま先まで駆け巡った時に高血圧になりんす(🤔)から、足のつま先から頭のてっぺんに塩分を跳ね返せば、クジラの様に、背中から潮を噴くのは間違いでして------」
(ここまで話すのに30分かかっている)
店長や他の同僚の睨みを受けながらも店員は、
どこで話しを切り上げさせようか悩む。

そんな店員の苦労も知らずに、
このばあちゃんは、
「けど、おみおつけに塩気がないのでありましたなら、何をもっておみおつけのお味に至らしめるのか、何をもって素晴らしくも微笑ましいおみおつけをいただくこととなりんすか、最大の問題は------」
(ここまで話すのに更に30分)
ここで店内の主婦連中が、
ばあちゃんの存在に気づき、
ヒソヒソと、
「嫌だわ。ヒラメばあちゃんよ。こんなところに来るなんて、この店も末だわ」、
「大変!大変!ヒラメばあちゃんよ!!ここでは買い物ができないわ」と、
あちこちに言葉が交わされることになった。

しかしヒラメばあちゃんは怯まずに、
「おみおつけのお味がよろしければお後もよろしく、食べ心地満載に、日本の心はおみおつけの立てる湯気のように、ふんわかふんわり、いたく染み渡るのです」
と、
やっとで話し終えた。
ヒラメばあちゃんが話し終わるまで90分もかかっている。

ヒラメばあちゃんは試食コーナーに行き、
ひと口サイズの焼きたてウインナーを口に入れた。
そして噛むんやけど、
ゆっくりとゆっくりと噛み締めまくり、
時が大きく過ぎて、
店内に、
『ほたるの光』が流れても、
まだ口をもぐもぐさせて、
帰って行った。

翌日、
再び、
このスーパーにやって来たヒラメばあちゃんは、
昼に買い物して、
レジ袋に商品を入れるのはエエけど、
ゆったりゆったりと入れまくり、
日が暮れて、
やがて、
店内に『ほたるの光』が流れることとなった。