米価格の高騰に始まる物価高に苦しむオノウコ一家は、
家庭内経済非常事態宣言を出した!
徹底した節約を心掛けて、
この暗黒の不景気を乗り越えようとした。
それで、
先週の寒波で雪が積もると、
オノウコ一家は、
大きなビニール袋を各自で持って、
積もった雪を手で中に入れ込んだ。
水道代節約の為やった。
そんな時に、
袋に包まれた綺麗な3本のバナナを見つけた。
当然、
雪を袋詰めした後に持ち帰った。
家に帰ると、
ママウコが3本のバナナを見ながら、
「ここにちょうどバナナが3本ある。あたしらも3人いる。だからバナナ3本のうち2本はあたしが食って一本はお父さんが食いなさい」と言った。
オノウコはキョトンとして😶
「ウチは⁉️」と問いただしたので、
ママウコは、
「お前はバナナの皮や」と言った。
オノウコは困ったように、
「皮は消化に悪いわ。ゲリするわよ」と言うと、
ママウコは、
「家のトイレは使うなよ。裏庭に穴掘ってせえよ。尻は葉っぱで拭けよ」と要求した。
オノウコは、
「落ちてたバナナは危ないわ。放射線で汚染されてるかもしれないからウチが食うわね」と言うと、
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
パパウコはママウコに、
「不公平があってはいけない」と注意した。
ママウコはオノウコに、
「仕方ない。バナナ3本の匂いだけ嗅いで皮を食えよ」と言った。
オノウコは、
「そのバナナ、ウチに売ってくれない?」と頼むので、
ママウコは、
「金はどこにある?」と問い返した。
オノウコは、
「この家の貯金を崩すわ」と答えた。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
パパウコはママウコに、
「わたしはいいからオノウコに食べさせなさい」と言った。
オノウコは、
「うれしいわ😃バナナを3本も食えるなんて」と喜んだ。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
パパウコはしばらく考えてママウコに、
「クジにしないか?」と問いかけた。
オノウコは、
「9時まで待てないわ。6時に食いましょう」と言った。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
パパウコは涙ぐみ😢
「バナナ3本拾ったばかりに家族が争うことになった」と言った。
オノウコは、
「お父さん大丈夫よ。いつも争ってるから」と答えた。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
ママウコは強気に、
「綺麗事ばかりぬかしやがって!このバナナは全部あたしが食うからね!」と声を荒げると、
オノウコも負けずに、
「このバナナを見なさい!ひとつの芯に3つくっ付いてるでしょう?つまりバナナの3本家族なのよ!ウチたちも3人家族よ!それならウチが3本全部食って当たり前やないの⁉️」と食ってかかった!
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いて、
「ナンの理屈やこのアマ⁉️」と怒鳴った!
パパウコは、
「オノウコの言うことの一部は本当や。3本家族のバナナなら3人家族のわたしらもひとつずつ食おう」と提案した。
そこに玄関ドアがノックされたので、
オノウコ一家が応対に行くと(ひとりでも残したらバナナを食われるという被害妄想から家族行動をとったとのこと)、
近所の親切(🤔❓)なおばさんが来て、
「あなた方、板わさ食べない?3つ持って来てるのよ」と言ったので、
パパウコは喜んで、
「ありがたくちょうだいいたします」と言った。
おばさんは袋からかまぼこの実を削り取ったかまぼこ板を出して、
わさびチューブを少し付けて、
パパウコ、ママウコ、オノウコに手渡した。
ママウコは、
「実が少ししかへばりついてないやろが⁉️」と怒鳴って、
お玉でおばさんの頭を3回叩いた!!!
おばさんは悲鳴を上げて逃げて帰った!
ママウコは手にした少しのわさびが付けられたかまぼこ板を見て、
「あのバナナはひとり一本ずつ食うか」と呟いた。
そして3人はその通りにバナナを一本ずつ分け合って、
食った!!!