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半グレしているフジキとアズマとカワノ。
見たくない映画の話しをしていた3人は、
フジキが『リリィ・シュシュのすべて』が胸糞悪いと言い、
カワノは『エクソシスト』は恐ろし過ぎると言った。
ところがアズマはしばらく考え込み、
『セント・エルモス・ファイア』だと言った。
この凡作青春映画のナニがアズマを嫌わせたのか🤔
今から7年前。
アズマは映画が好きだったので、
映画館から映画DVDソフトからスカパーまで、
映画をよく見ていた。
中でも、
『セント・エルモス・ファイア』が大好きで何度も見た。
特に様々な裏切りにあい部屋に閉じこもって泣き暮れるデミー・ムーア演じるヒロインに、
ロブ・ロー(80年代トップイケメン俳優やったが、中居くんのようなことをしてハリウッドから追放された)が、
強引に部屋に侵入して、
「人生はセント・エルモの火と同じさ。そう見えるだけさ」と言って、
缶スプレーを噴霧して火を着けて慰めるシーンが大好きやった。
そんなアズマにもカノジョがいた。
クミコという名の美女系オンナやった。
アズマはクミコとあちこち出かけ、
その度にニャンニャンごとの思い出を作った。
そのクミコが、
信頼してた親友から裏切られた。
親友の消費者金融からの借り入れの際、
保証人になっていた。
親友が逃亡したイマ、
クミコが全額借金を肩代わりしたが、
クミコは落ち込み、
会社を辞めて、
アパートの部屋に引きこもった。
アズマはクミコの部屋のドアを蹴り破って無理矢理中に入った。
そしてクミコに、
「人生はセント・エルモの火と同じさ。そう見えるだけさ」と言って、
持ってきたスプレー缶を噴霧してライターで火をつけた。
が、
火は窓のカーテンを燃やしてしまい、
あっという間に部屋が炎に包まれた❤️🔥
完璧な火事となり、
消防車が来て消火!
アズマは放火犯として捕まってしまった。
前科があるアズマは刑務所に入った。
そこにクミコが面会に来て、
「悲しまないで。愛とは決して後悔しないことなのよ」と『ある愛の詩』の名セリフを口にした。
アズマは悔しそうに、
「ふざけんな❗️後悔ばかりだぜ❗️❗️愛せば後悔ばかりだぜ❗️❗️❗️」と叫びまくった!!
クミコは『ミッドナイト・エクスプレス』か🤔と訝り、
刑務所を後にした。
アズマはすぐに出所したが、
クミコと別れ、
大好きな映画も一切見なくなった。
こういういきさつから、
アズマは、
『セント・エルモス・ファイア』が大嫌いになった。
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