今から20年程前の、
ラップブームの頃の話。
とあるラップ好き男子大学生が、
オリジナルラップをダチたちに披露してみても、
ダチたちの反応は、
ゴミ評価という結果となった。
それでも、
ラッパーの道を諦めきれないこの大学生は、
ウォークマン使って、
家やろうと学校やろうと、
どこでも声出ししながらラップの練習をしていた。
その日も、
道でラップの練習をしてたが、
空が雷雨に包まれたので、
そばにある木の下に行き、
そこでラップを練習した。
そこにダチたちが遠くからこの大学生を見つけ、
「あのド下手が。ハヨ諦めろ!」と罵った。
と、
そこに、
大学生のいる木に凄まじい音とともに落雷があった😱
アッという前の出来事の中、
その木の下には、
縮毛に真っ黒な肌をした人物が、
圧巻の名ラップを披露していた。
そして、
そのまま倒れた。
モチ、
この真っ黒なラッパーは、
あのラップ好き大学生であり、
軽く火傷した上に、
落雷で炎上した木の煤を浴びたせいで、
全身真っ黒になったという。
が、
時間が経過して、
体も普通になり、
縮毛も治り、
大学生はあの落雷時のラップ感を取り戻そうと、
必死に練習したけど駄目やった。
ダチたちは、
「あまりのラップのド下手に雷様が滑って木に落ちたんやろう」とからかった。
が、
この件は、
雷とともに現れた幻の黒人ラッパーの伝説として騒がれ、
時間経過とともに、
コンニチに至って、
忘れ去られた。
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