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ツキに囚われなかったオトコ

2024-10-22 23:14:00 | 日記




カッちゃんが高校3年の、
秋が深まったあるとき、
学校一の美少女と言われるツキナに以前よりも夢中になり、
受験勉強も手につかないほどになった。
それで、
古臭いと言われても、
ラブレター💌書いて、
ツキナの机の中に入れた。
「ピカチュウやチョッパーよりも君が好き」と書いたらしい。
が、
ツキナはこのラブレター💌が気に入って、
カッちゃんと交際することにした。
カッちゃんは心に「ツキに囚われたオトコ」と喜んだ。

ツキナと交際3日目に、
今夜はスーパームーンと呼ばれる満月🌕で、
月が最も地球に近づくので、
お月見したらツキが付くからお月見したいと言い出した。
カッちゃんは快くツキナとお月見することを約束した。

22時になると、
スーパームーンの凄まじい月光に目が眩んだ。
ツキナはカッちゃんに、
最もスーパームーンが見える場所があり、
そこにお月見仲間がいるから合流したいと言い出した。
カッちゃんは快く了承した。

そしてスーパームーンがくっきりと見える丘に来た。
そこにはたくさんお月見している人々がいた。
カッちゃんはこれらの人の多さが気になったが、
ツキナと一緒だからということで満足した。

しばらくお月見していたら、
群衆の中のある男性が、
「よし!みんな!スーパームーンを讃える時が来たぞ!たくさんのツキをいただこうな!」と大声出した。
するとカッちゃん以外のツキナも含む全群衆が四つん這いになり、
スーパームーンに向かって、
「ア------あ------あぉ〜ン❗️あぉ〜ン❗️あぉ〜ン❗️」と吠え出した!
カッちゃんは呆気に取られて立ち尽くした。
するとツキナは、
吠えないカッちゃんに対して怒り💢
「なぜ吠えないの⁉️あたしに恥をかかせる気⁉️そんなことじゃ一人前の狼男にはなれないわよ❗️」と怒鳴った!
カッちゃんは無言で立ち尽くすことしかできなかった。
すると、
ツキナを含む全群衆は四つん這いのまま、
後ろ足でカッちゃんに砂を蹴った!
こうして、
カッちゃんとツキナの短くも馬鹿馬鹿しい3日間のラブリーデイは終わりを告げた。

翌日、
カッちゃんは心に、
「俺はツキに囚われなかったオトコや」と悔しく呟き、
月🌕を見ることは今後一切しないとキレて😠
そのまま太陽☀️を直視して悲鳴をあげた🙀
カッちゃんは、
このときから1週間、
両眼を包帯で巻くことになった。
そんなカッちゃんを見たツキナは、
「あんたは狼男の道を選ばずに座頭市の道を選ぼうとするのね!」と罵った。



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