オノウコと東京DQNッパ娘は、
今は、
修道院にいる、
高校時代の宮崎という女性に会いに来た。
シスター宮崎は、
二人の来訪を喜んで、
まずは祈祷室でお祈りしましょうと誘い、
祈祷室に行った。
シスター宮崎は主の祈りを唱え、
オノウコと東京DQNッパ娘は念仏を唱えた。
その後、
シスター宮崎の個室に、
3人は懐かしく談話した。
その時、
東京DQNッパ娘がシスター宮崎に、
「高校時代、あなたは家から持って来たお弁当の中に入ってた骨付きチキンを誰かに一個食べられたことで、食べた相手を呪ったわね。実はあれはあたしが食ったのよ」と言い、
オノウコも、
「骨の方はウチが噛み砕いたわ」と告白した。
シスター宮崎は喜んで二人に、
「あなた方に神の祝福があるように」と言って、
商店街の福引き券を1枚渡した。
オノウコと東京DQNッパ娘は、
抽選会場に行き、
一等の宮崎旅行を当てた。
が、
食費と宿泊費は自腹やった。
翌日、
空港✈️に行った二人は、
搭乗員の女性に、
「氷山には気をつけるのよ」と馬鹿なことをまじめに言った。
二人は席に着くと、
東京DQNッパ娘が、
「バミューダトライアングルを抜ける時が恐ろしいわ」と言うので、
前席の男性から、
国内便がバミューダトライアングルを飛ばないことを説明してあげた。
そこに、
先程二人が話しかけた女性搭乗員が来て、
オノウコと東京DQNッパ娘に、
「シートベルトをお締めください。当機には吊り革はございませんから」と嫌味を言った。
オノウコは女性搭乗員に、
「あなたって馬鹿ね。飛行機の中に魚が釣れる川が無いのは当たり前じゃないの」と呆れた。
女性搭乗員はオノウコの数倍呆れた!
宮崎県に到着。
本格マンゴー🥭を食べようと直売所に行くと、
本格マンゴーは普通でも数万円はするので、
オノウコは驚いて直売所のスタッフに、
「数万もするマンゴーは買えないわ。ヒャクゴーをくださらない?」と尋ね、
せせら笑い対応を受けた。
オノウコは構わずにスタッフに、
「カニの高原はここから近いの?」と尋ね、
えびの高原との勘違いに更なるせせら笑いを受けた。
マンゴー直売所から二人は食事をする為に、
街に出た。
そこで東京DQNッパ娘が、
「宮崎を味わいましょう」と言った。
オノウコは、
「あんたも馬鹿なことを言うわね。いくらマンゴーが食えなかったといって、宮崎県を食うことないでしょう⁉️」と言うと、
東京DQNッパ娘はキレて😡
「宮崎の郷土料理を食うということじゃ、ワレ❗️」と凄んだ!
こうして、
宮崎県の郷土料理店を巡ったが高額やったので、
二人は吉野家に入った。
オノウコは東京DQNッパ娘に、
「東京DQNッパ娘。吉野家は宮崎じゃなくてもどこでも食えるのよ」と言うと、
東京DQNッパ娘は、
「あなたは思い違いをしてるわ。東京で宮崎の郷土料理専門店に行ってもそれは宮崎の味じゃなく東京の味になるのよ。理由はナニものがナニを言おうが、東京で作られたものは東京の料理になるからよ。だから、宮崎で吉野家の牛丼食えば宮崎の味がして当たり前じゃないの!」と力説した。
オノウコは、
「じゃあ、宮崎県の吉野家でいつもと同じように並盛りに生姜を山盛りにしても、宮崎の味になるってことね」と言って、
生姜を大量に牛丼に入れた。
次に二人は土産物店に行った。
そこで、
名産品の麦焼酎『ひむかのくろうま』を眺めた。
オノウコは東京DQNッパ娘に、
「馬が黒くないと問題あるの?」と尋ねた。
東京DQNッパ娘は、
「あなたの勉強不足には呆れるわ。ひむかのくろうまが最初っから黒馬だと決めつけたあなたの誤解よ。本当は、白馬が日焼けして黒馬になったかもしれないのよ。それは白い麦粉の原料が麦だったことから考えられることよ」と力説した。
オノウコは、
「じゃあ、ひむかのくろうまを飲む時は、紫外線乾杯と言った方がいいわね」と言うと、
東京DQNッパ娘は、
「ナニを食べようがナニを飲もうが、ひとつの言葉に縛り付けられる義務はないのよ」と言い返した。
オノウコと東京DQNッパ娘は、
高千穂峡(たかちほきょう)に向かった。
そして、
峡谷の絶景を見つめながらオノウコは、
「高千穂峡(たかちほきょう)に昨日や明日は無いの?」と東京DQNッパ娘に尋ねた。
東京DQNッパ娘は、
「あなたは時々むずかしいことを言うのね。高千穂峡(たかちほきょう)には、今日とか明日の概念が無いのよ。ただ、水が谷を流れるだけなのよ」と説明した。
そして最後の訪問地、
クルスの海へと二人はやって来た。
二人は、
どんな願いでも叶うと言われるこの海に、
「一兆年長生きして1兆円の宝くじが当たりますように」と祈りを込めた。
こうして、
オノウコと東京DQNッパ娘の宮崎旅行は終わりを告げた。