当記事は、
50代女性銀行員の札金子(さつかねこ)が、
五年前まで、
他の無料ブログサービスにおいて日記形式で公開していたが、
突然、
嫌になって記事をすべて削除した。
が、
札金子の飲み仲間である牧カオリの紹介によって、
当ブログに加工編集するカタチで公開することになった。
この件に関して、
札金子は、
「もう終わってしまったことがまた始まるなんて奇妙なことじゃないか」と不思議そうに呟いたという。
★以下は札金子の加工編集復元記事
あたしがいるところは銀行。
うれしさや悲しさの染みたゼニの集まるところ。
万札から一円玉まで、
ひとつひとつに物語がある。
が、
ゼニの叫びとささやきは、
銀行の空間に吸い込まれていく。
ここは呪われた場なのか?
ただ言えることは、
ゼニどもは引き出されるまで眠り、
虚無の夢を見てるということだけ。
あそこからケチ臭いオヤジが来る。
ギャンブル臭漂わせた負け犬。
その足音はぎこちなく、
心臓の鼓動さえ嫌々ながら鳴ってるようだ。
銀行員はみんな知っている。
ロクや奴じゃないと。
こいつは家に帰り、
ゼニが無いことで嫁子供を殴る。
そして、
最後は孤独のベールに包まれる。
高そうなスーツに札束💴をいじりながら、
列の真ん中にいるおっさんは、
見た目は成金オヤジ。
が、
実際は、
あちこちから借金して自転車操業している。
だからかどうか知らんが、
自転車屋を経営したいとほざいてるらしい。
牧カオリが言ってた。
「ミエは鏡に映った寂しさ」だと。
ATM🏧から来る陰気臭いジジイは、
中小企業の社長やった。
競争相手の会社を潰したつもりが、
自分の会社の営業所やった。
あのジジイは不眠症で、
羊を数える代わりにゼニを一円から数える。
さて、
さっきあったことを語ろう。
ある若い会社員の兄ちゃんがあたしに、
「ハヨせえババア!」と罵ってきた。
あたしはスマホの録音アプリを隠れて開き、
「お客様。今ナンとおっしゃいました?」と答えた。
するとやっこさん、
「ハヨせえババア!って言ったんだよ!」と言うじゃないか。
あたしはスマホ📱を出して、
「お客様。今の言葉は録音させていただいております。法廷にて争おうじゃありませんか⁉️」と言った。
するとやっこさん急に涙浮かべて😢
「すみませんでした。訴えないでください」と言うじゃないか。
あたしは毅然として言ったね。
「よろしゅうござんす。けど、100円くださらないと消すことは出来ません」と言い、
兄ちゃんから100円もぎ取った。
平民の生活の一部を銀行レディがいただいたのさ。
痛快だね!!
けど、
録音アプリだと思っていたものはヤマダ電機アプリやった。
気づかれなくてよかった。
そう。
ここ銀行は、
様々な出来事に満ちている。
ここには何兆もの悲劇と喜劇の物語がある。
銀行こそ、
ドラマそのものなのだ。
By 札金子(さつかねこ)
~
以上、
牧カオリの飲み仲間、
札金子(さつかねこ)の日記の一部を、
加工編集するカタチで再記事化した。
(不適切な表現がありましたらお詫びいたします)