動物園も高齢化対策 福岡市が絶滅危惧種輸入へ 西日本新聞経済電子版 1月8日
全国の動物園で動物の高齢化が進み、繁殖が難しくなっている中、福岡市動物園(中央区)が、絶滅危惧種としてワシントン条約で取引が規制されているオランウータンとアジアゾウのなるべく若いつがいの輸入計画を進めていることが、市への取材で分かった。中でもオランウータンは九州に3頭しか飼育されておらず、繁殖できれば貴重な1頭になる。市は新年度当初予算案に購入費数千万円の計上を検討している。
ワシントン条約は絶滅の恐れがあるゴリラ、ジャイアントパンダ、サボテンの一部など約千種の動植物の国際取引を原則禁止している。アジアゾウとオランウータンもその中に含まれるが、市動物園は繁殖目的の輸入なので、規制の対象外になる見込み。市は既に東南アジアを中心に海外調査を複数の業者に委託しており、調査結果を基に具体的な交渉に入る。
輸入には相手政府と日本政府の許可も必要になる。園は11年にゾウ舎を整備するなど施設のリニューアルに取り組んでおり、良好な飼育環境を示してアピールするという。
現在、園にいるアジアゾウは43歳の雌の「はな子」1頭のみ。オランウータンは雄の「ミミ」が45歳で、雌の「ユキ」は44歳。3頭とも人間なら60~70代で、繁殖の望みは薄く、新たなつがいを入れる。キリンの雄の「キーボー」(11歳)も1頭だけのため、雌のキリンも輸入する計画だ。
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