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手仕事好き必見のお店 仙台

2014-09-19 20:26:12 | 旅行・街歩き
福島でのボランティアを終え、仙台に戻ってきました。

ここからはひとり旅です。
ひとりで旅行…人生初かも?!
迷ったんですよ、ひとりで宿泊とか。
でも、仙台でどうしても見てみたいお店があったので。

思いきって。

行きたかったお店はここ!!




定禅寺通りにあるギャラリー杜間道。

釜定の南部鉄器や各地のざる、手作りの南部箒、
曲げわっぱや吹きガラスなどもあります。
作家もののガラスや漆器も置いてました。
中でも見とれてしまったのは、太田修継さんという方の
根来の角切のお盆です。根来特有のかすれた感じがとてもすてきでした。

ここでは「カリモク展」がやっていました。
有名な家具メーカーですが、今まであんまりピタッと来るものに
出会わなかったのですが、ここで見た「Kチェア2シーター フラノベージュ」
というのがすごく良かったです。サイズ感は小さめで、リビングというよりは
自分の部屋に置いて読書など楽しみたい感じです。
ソファを探してる友人にぜひともお勧めしたいですね。




スタッフのお姉さんも感じがよくて居心地のいいお店でした。

ギャラリー杜間道

次は、他のお店を探していて道に迷って出会ったギャラリー。
CROOS ROAD。




不規則な五差路くらいの道で曲がる道を間違え、ウロウロしていたら
道の反対側に発見したのがこのギャラリー。
大きな道路の向こうからも感じる‘おもしろそうなオーラ’が出ていました。

やっていたのは「更紗の仕覆」展。
仕覆とは、棗などのお茶道具をすっぽりくるむ巾着のような布袋。
でも、木内和子さんという作家さんはお茶道具だけではなく、
いろいろなものに合わせて作った仕覆を見せてくれました。

とにかく、こまかい!!

くるむ器にぴったり合うように型を取り、表と裏の布を選び、
布地に合う正絹のひもを作ってもらい・・・。
紐通しの縫い方も色々で本当に美しいものでした。

表布と裏地の間にはうす~くのばした綿が入ってるそうです。
大切な器を大切にしまうための工夫なんですね。

仕覆に使っている正絹の紐は、前に「美の壺」で見たことがあります。
絞って残った部分で、梅や桜、蝶など様々な形を作れるそう。
作った形が崩れないのは絹100%で作った紐だからこそ。
垂直に立てても、大丈夫なんだそうです。

そういえば、前に茶道の初心者講座に行ったときにこの紐の結び方について
聞いたことがあります。
茶道では、とても高貴な方も他の人と同じようにお茶室に入ります。
そのときにお茶に毒など入れられないよう、お棗を包む仕覆の紐の結び方が
発達したんだそうです。知らない人には決してほどけない、ほどけても
元には戻せない。鍵をかけているように安全だということです。
美しいだけではない機能も持っている。やっぱり、日本って素晴らしいですね。

ギャラリーのオーナーさんは一つ一つ手に取って話してくださって、
すごく楽しかったです。こんなお仕事、すてきだな~。

ギャラリー CROSS ROAD

そして、ここ!!




仙台光原社です。



仙台にもあることを発見した時はとてもうれしかったです。
品ぞろえは盛岡とは少し違うかな?
でも、美しい手仕事のものを置いているところは一緒です。

ず~~っと岩手の茶碗かごを探しているのですが、
せっかく宮城・仙台に来ているので、記念に宮城のものを。



宮城・黒川郡で作られた肥料かご。
農作業用なので、とても丈夫だそうです。
篠竹に編み込まれた樺の樹皮がきれいですね。
今のところ、お菓子入れになっていますが、
これからの季節、毛糸玉なんて入れてもいいですね。

盛岡のお店の人は黒の長めのジャンバースカートでしたが、
こちらは藍色がきれいなワンピースでした。
若い新人っぽいお姉さんとシルバーグレーの髪が上品な年配の女性が
いたのですが、ふたりともおっとり話す感じがとてもすてきでした。
ご年配の方とは、その前に見た仕覆の話や盛岡店の話などいろいろできました。
帰りも道を教えてくれて、外まで見送ってくださいました。
本当にすてきな女性でした。

仙台光原社


仙台は新幹線に乗ってしまえば、1時間半くらいで着いちゃいます。
1泊くらいで気軽に来れそうですね。

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