私と娘にとって初めての嵐のコンサートはなんと、札幌
どうしよう…と迷いつつも、あれよあれよという間に飛行機を取り、
ホテルを決め、すっかり準備は整いました。
いよいよ、待ちに待ったコンサートの日
娘の学校が終わってから出ようなんて思ってたら、
取れた飛行機が14:50
新千歳空港から電車に乗るとしたら、かなりギリギリ。
ドーム最寄り駅行きのバスなら、もう少し早く着けそう。
ただし、雪が降ってなければ。
家を出る前に電話でバス会社に問い合わせたら、時間どおりに
運行してるということ。
よかった。ひと安心。
出掛けに「マイガール」のCDをしまおうとしたら、
ケースを落として割ってしまった
こういうとき、大抵はちょっと落ち込んで、
「ヤバい
あと二つはなんかあるかも」
なんて思いがちな私なのに、この時は違った
「これでこの2日間の厄は落とした
」
そう思えた。
さてさて・・・。どうなるか。
学校帰りの娘と待ち合わせて、渋谷→品川→羽田空港。
1時間半くらい時間があるので、のんびりランチ
・・・っと、その前に飛行機の確認を
ん?んん???
掲示板を何度も見たけど、何度見ても同じことが書いてある
「使用機材が到着していないため、1時間遅れ」
1時間遅れたら
ゼッタイ間に合わないじゃないかっ
娘はすでに泣きそうな顔で「じゃあ、最初から見れないの
」
この時も、なぜか、気持ちは強く持てた。
「そんな顔しない
ゼッタイ、大丈夫だから
」
いったい、どんな根拠で絶対なんて思えたんだろう?
でも、ホントに不思議なくらい強い気持ちでいられた。
予定通りお昼ご飯を食べて、予定通り搭乗手続きをして。
でも、やっぱり予定通りには飛ばないみたいで。
驚いたことに、搭乗口にいる人はほとんど嵐ファンかって感じ。
‘5×10’のエコバッグ持ってたり、ウチワ持ってたり。
で、携帯のストラップにはご当地限定チャームがぶら下がっていて。
(今って、携帯のバーコードをピッとするだけで、
搭乗手続きできるんですね~、いや~びっくり)
この人たちみんな一緒なんだぁって思うとほんのちょ~~~ぴり
心強くなった、かな?
「もしかして、嵐ですか?」
急に話しかけられてびっくり
大阪弁(?)だったけど、東京に住んでる人みたい。
遠征が好きで、次の名古屋も行くんだって。
その人から、千歳に着いたらどの交通機関を使うのが一番か
教えてもらったり、私がハマる前の嵐話を聞かせてもらったり。
すごく楽しかった
ひとつ笑えたのが、うちの娘を見て、「中学生?」
「いいえ・・・」と答えたら、「小学生なんだ~、大人っぽいね」
ごめんなさい、高校生なんです
しかも、3年。
「若く見えるっていいことだよね~」と私とお姉さんとでフォロー
そうこうしてるうちに15:30をまわり、ようやく機内へ。
飛行機の中は、まるで嵐号
高校生のグループから、OLさん、私よりさらに年上の人。
とにかく、みんな札幌ドームを目指しているようです。
座席の前の小さい画面を見てびっくり
到着予定時間は、1時間かからないと出ている
ホントかな?スピード違反してくれるのかな?
その1時間かからない間、何をしていたのか、あんまり覚えていない。
福岡・大阪のセットリスト+「マイガール」と「時計じかけのアンブレラ」
を入れたI PODも全然聞く気になれなくて。
空港を出たらどこに向かおう?
電車…はダメだな。
バス…50分かかってたら、間に合わないな。
なんとか間に合うかもしれないのは、タクシーしかない。
1万かぁ
高いな~。でも、初嵐には代えられない。
ドームの入り口、すぐわかるかな?
座席まで遠いのかなぁ?
とにかく、心配することが山のようにあって、
しかも、答えの出ないものばかりで、
ただただ不安と緊張で胸がしびれるようだった。
結局、飛行機を降りられたのは、17:20くらい。
早歩きが小走りになって、もう、慌てる、慌てる
1階の正面出口を出たらすぐにタクシー乗り場。
バタバタしてる私たちのすぐそばにバタバタしてる高校生3人組が来た。
もう、迷う暇なく「ドーム?タクシー一緒に乗ろう!」と声かけてた。
よかった、メンバー確保
タクシー、どんどん来てたと思ったら、私たちの前の人のところで
パッタリ来なくなってしまった。
来るのは‘予約車’ばっかり。
どうやら、飛行機から降りてすぐ電話で予約したらしい。
ここでも、学習だな
そしたら、さすがイマドキ高校生3人組
すぐに探して電話予約してくれた
と思ったら、空車到着。
次の人に、予約車を譲って、強引に5人で乗り込み。
このタクシーの運転手さんが、またいい人で
「6時に始まっちゃうんです
」と言うと、
「6時は厳しいけど、できるだけ急ぐからね」と。
ありがとうございます
タクシーに乗ったのは、17:35くらい。
高速降りて、ドームに向かう途中で18:00をまわってしまった。
高校生たちは携帯で、コンサートの進行状況を誰かがアップしてないか
探していたけど、何もなし。
ようやく、ドーム到着18:15。
あぁ~~~
「感謝カンゲキ雨嵐」が、フライングが見れなかった
何曲歌っちゃったんだろう?
今、何を歌ってるんだろう?
タクシー降りて、私を待とうとしている高校生たちに
「先に行きな!!走って!!」と声をかけ、自分も大慌てで、
支払いをして、走りながら、チケット握りしめて。
一つ目の入り口は…なんかもめてる。
入れるとこじゃないみたいだし。
さらに先の人のいるところ目指してダッシュ。
荷物チェックのためにバッグをあけて駆け込む。
「カメラ、持ってないですよね!?」
それだけ、聞かれて、中へ。
ありがとうございます
座席番号を見ながら、走ってると…。
なんでだろ?
トイレの前とかに人がまだいる。
そういえば、静かだし。
どうなってるの
急いで急いで、階段駆け上がったら…
ステージはまだ暗い。誰もいない。
まだ始まってない
ミラクルだぁ
私たちの席は南ゲート、ステージを正面に見て右側のスタンド席。
しかも・・・最後列
でも、前は通路で、さらに一段高くなっていて、
落ちないように気をつけてれば、かなり見やすい。
後ろがいないというのも、かなり気がラク。
席について、コートを脱いで、ウチワを出して、ペンライト出して。
よ~~し
準備OK
静かにざわめいていた会場の、照明が突然パーッンと落ちて、
会場全体がどよめいたように感じた。
無数のペンライトの明かりがあまりにきれいで感動
この明かり全部が嵐を待っているんだな、すごいな。
・・・ステージ上のバルーンが少しづつ動いてるような
smile again~ ありがとう
待ちに待っていたこの瞬間
いよいよ、私と娘にとっての
初嵐コンサート
が始まる