昨日は秋の足音に誘われて大学の街バークレーに出向いて来た。
燦々と降り注ぐ秋の日差しは何とも心地良く何処までも延々とドライブを
続けて居たいような思いに駆られた。
至って穏やかな乙姫と浦島殿(昨日と今日は)不思議と会話が弾む。
目的は孫達とのデイート、若かった時代のようなデイートは最早見込みなし、
子供たちは偉すぎて面白くない。
こうなったら孫たちが一番かわいい。
朝早く起きて差し入れのコロッケを作る。
彼女たちの大好物なのだがこちらでは売っていないからだ。
これでもまだまだ若いつもりで居るのだが若者の中に入れば嫌でも愕然とさせられる。
あのにこやかな顔、何が可笑しいのか笑い転げる。
箸が落ちても可笑しいと言う乙女盛りらしい。
私など心身ともに一人前に見られて居るのだろうか。
ハーイ、おばあちゃんと言ってはとっぷりと抱きしめてくれる。
昔この子たちを抱きしめてあげたように。
そして言う、おばあちゃん達が態々来てくれたのだからランチは自分たちで
ご馳走すと、それでは婆の顔が立ちません。
私たちそんなに老人に見えるかね、見えないよね、とは帰りの車の中での爺婆の会話。
いやはや何ともねえ、自分が見えないから若いつもりで居れるのですね。
アメリカ人は外で食べるのが大好き、そしてその大盛り皿に圧倒されて食欲
減退、挙句の果ては乙姫のお腹がストライキです。
でも、若返った楽しい時間でした。
今日は浦島殿のお出かけ、これぞ本当のルンルンなのだが買い物に出てすぐさま
爺の必要性を感じてしまう。
買った荷物が重い、特に水が重くてしまった~と思いきや、若いお兄ちゃんが
お手伝いしましょうかと言ってくれた。
ハイ、お願いね。 カートを車まで押してくれてちゃんとトランクに乗せてくれた。
有難うと言う私に、どういたしまして、と彼も笑顔、気分の良い日だった。