乙姫の気まぐれ日記

アメリカのおせち

*(グッド)**(笑顔)*台風去って*(グッド)**(笑顔)*

2011年08月26日 05時55分00秒 | 日記
今月十三日から始まって今日で十三日間、漸くにして台風は去った。

昨日カリストガの休暇から帰って、今日、娘家族はロスに向かって帰って行った。

ふう~、やれやれ、息をつく間もなく台風の後片付け、其れにトトロ達を留守番

させて置いたのでかなり荒れても居る。

友人が世話をしてくれて居たのだがやっぱり汚れている。

浦島殿と夢中で大掃除をしてやっと自分の世界に入れたが何せ、PCに向かっても

居眠りがでる。

歳は正直に悲鳴を挙げて居るようだ。

家族揃っての休みは楽しくもあり、大変でもありだ。

兎に角食うことが休暇中の大きな仕事、次女の料理は半端じゃない、てきぱきと

してその仕事の速さには脱帽するしかない。

呑んで、食って、泳いで、しゃべって、笑って、みなが楽しんでいるのは良い

が、やっぱり年寄りは年寄り組みが一番だと思ってしまう。

孫たちも皆、乙姫を遥かに超えて成長している。

競うようにババの私をおんぶしては自分達の力を誇示し、又抱きしめ、笑い合う。

末孫の賢三、彼は十二歳、私の傍に来て “おばあちゃん、家族がみんな揃ってう

れしい?”と聞いてくる。

乙姫は、勿論嬉しいよと言った後に、彼の耳元でヒソヒソとあんたが傍に居れば一

番嬉しいよと囁いてやる。

彼はニコニコしながら頷いて居るのだからまだ子供なのだ。

何はともあれ、みんな楽しく我が家の夏の行事が終わってそれぞれの学校や仕事へ

と三々五々に戻って行った。

浦島殿と乙姫の本当の休暇は今から始まる、と言っても元の静かな生活に戻るだけ

だが年寄りにはそれが一番、そしてその静かさに

飽きた頃に又すう~っと何処かに出かけたり、親しい友人に声をかける。

平凡だがそこには充実した時間が静かに流れていくのだ。

ブラックベリー摘み

photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド

野生のプラム
とても甘く美味しいです。

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53才になる娘と孫の水泳競争
当然のごとく12才の孫の勝ちでした。

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いとこ同志


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スペイン料理とやらです

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静まり返った早朝


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別荘はこの街の山の高台にあります。

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インタネットの繋がりが山の上では余り良く無くて思うようにいきません。

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今年の夏の休暇は乙姫も無事に参画できましたが果たして来年は?
もう、遠慮させて貰いたいが、”枯れ木も山の賑わい”でこのばあちゃんが
馬鹿を言いながらも、大勢の中の潤滑油になっているのかもです。


騒動 第2号

2011年08月23日 08時49分00秒 | 日記
騒動1号が始まったのは十三日の土曜日からだった。

それから今日で丁度十日、延々と騒ぎは続いている。

然し、今は休暇先のカリストガの別荘での騒ぎだから

少しは気が楽だが兎に角、食うことが大きな仕事の一つ、

もう、ご馳走が頭の先まで詰まっている感じで見るのも辛い。

そうだ、付け加えて置きたいのは別荘は私たちの物では無いこと。

逆立ちしたってこんな豪華な別荘は乙姫の資産には入るわけが

ない。娘のベストフレンドの物で、私達は毎年その恩恵を受けている。

この広大な土地に庭や畑があり、野菜はそこから摘んてきて食べられるの

も大きな魅力の一つになっている。

周りをハイキングすると野生の木苺や、プラム、梨が採れる。

夜は満点の星空を眺めながらジャグジに入って、あれが天の川、あの星は

なんだろう馬鹿にキラキラと輝いているねなどと、たわいもないことに

安らぎを感じている。

豪華な休暇ではあるが乙姫のタイプではない。

歳のせいもあるだろうが、若い人たちに付いていくのはもう、しんどく

なった。

娘も息子も私の顔を見ては、疲れた顔をしているよ、何もしないで休んで

居ろと言ってくれる。

でも、性分は死ぬまで付き纏うらしく甘える事に慣れて居ない。

早く家に帰ってお茶ずけでも食べたくなったと叫んでいる乙姫です。


立ち寄ったワインのテスティングルーム


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間もなく収穫できそうな葡萄が至る所にたわわに実っています。

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娘が作ったグルメ料理

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夕食は毎日中庭でオゾンをいっぱい吸いながら。

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野生のブラックベリーを摘んできて孫たちが焼いたパイ。

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インターネットが時々切れるので思うようにメールが書けないで居ます。

今夜は婿さんが夕食を作る。
何を作ってくれるのか乙姫の口には合わないだろうな。
お世辞にも美味いと言わねばならないからね。




騒動第一夜

2011年08月15日 02時37分00秒 | 日記
昨日から我が家の夏が始まった。

例年お決まりのパターン、一番はロスに住む娘家族に合わせて事が運ばれる。

彼女は教師なのだがシングルマザーなるが故にサマースクールで働いてエキス

トラのお金を作りたいらし。

それが済むまではこちらの家族は首を長くして待っている。

昨日は、遠くはニューヨーク、ボストン、アイオア州そしてロスの我が娘家族

が集まって来た。  

皆、嬉々として集まって来るのだが、我が家ほど賑やかな家はないのじゃ無かろうかと思

うほどだ。

家族以外のメンバーはその時々に依って違う。

子供が友達を連れて来たり、孫たちが友達を連れてきたり、今回は娘婿の

両親、そしてその孫と婿さんだった。

不思議なことに他所の子供たちまでが、おかしな発音で私をおバア~チャンと呼ぶ。

大勢だからちゃんとした食事は出来ないのだが、只、集まるだけで楽しいらしい。

私は随分と人寄せをして来たが、もう、そろそろ引退だなと密かに思って居た。

然し皆んなが、其々にギューっとハグをして心のこもった愛を伝えてくれるものだから

また招いてやろうと言う誘惑に駆られてしまう。

さあ~て滞在組が起きて来る前に日記を終わらせないと。

大勢だから簡単なご馳走で誤魔化して居る。
先ずは出来るだけ経費もかけないように智恵を使って居る乙姫です。
ドーマは中東の料理で沢山の香辛料とお米を炊きイチジクの葉に巻いて再び煮たものです。 アメリカ人はこれが好きで喜びます。
サーモンを食べない人のためにはチキンも作りましたのよ。
忙しいので手前の方は撮せなかったわ。

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このサモンにはハーブをお腹に詰め込み、この板はサモンに香りを付けるためのヒマラヤ杉の板です。

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この惨憺たる残骸、誰が片付けますか。
ダイニングルームにはまだまだあるのですが。

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これがバーベキューセット

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ご苦労様でした、音姫さん。
でも、これからまだまだ続きます。




優雅

2011年08月12日 09時54分00秒 | 日記
今日は大掃除をして家の中も心の中もピッカピッカになり爽快な気分だ。

買い物をし、お友達と電話でお話をしたら、もっとピッかピッカに輝いている。

何故か心が弾む。  

長閑な夕暮れどき、裏のディック(濡れ縁)に出て今度は一寸お洒落をしてみた

くなった。

空はあくまでも澄み、天高く聳えた白樺がそよ風に揺れている。

さあ~て、マニキュアでもしてみよう、そしてパドキュアもだ。

明後日は孫たちがやって来る。

おばあちゃん綺麗! と言って喜ぶ顔が浮かぶ。

その反面でふと、父の顔が浮かんできた。

余りにも空が澄んでいるので天空から父が見ている様な錯覚さえ起こる。

“この、コッザカナシ”と言う声が聞こえそうだ。

福島の昔の方言で“くだらない”とでも言う意味だったのだろうか。

良くそう言って叱られた。

戦後パーマネントが流行りだした頃、長姉が初めてパーマをかけて来た。

食事に集まるのに姉は父の眼を誤魔化すために手拭いを被った儘座った。

それを見逃す父では無く勿論すごく叱られていた。

私は父の存命中に訪日する時はイヤリングを外して帰ったものだ。

ましてや爪を染たりしたらなんと言って叱ったのだろうか。

父の影響か、私は万年幼稚園児の様なオカッパで一生終わる事になりそうだ。

天からの父の眼を感じながらも、ネィルを染めながら優雅な気分に浸った

夕暮れどきでした。

今度父の傍に行く時は、爪に今はやりのデザインでも描いて行こうかしら。

あっはっはーー。




バランティア

2011年08月10日 10時17分00秒 | 日記
今日は例のバランティアに行ってきた。

美容院、用達など簡単な事だが時間的には結構かかる。

彼女は全く私と同じ歳だが、倒れてから十年にもなる。 

そして失語障害と言う重度の後遺症が残ってしまった。

それでも大きな家で一人で生きて居るのだから凄いと思う。

私は、何時も思う。

人間が身体障害者になった場合い、五官のどの機能が一番

大変かと考える。 勿論目が一番大事かと思う。

然し完全な失語も本当に大変だ。

勿論脳梗塞の結果だから失語だけじゃない、後遺症はいっぱいある。

感情のコントロールが出来ないようで、怒られる事も度々だ。

私は相手の言うことを感で察してやるのだがどうしても分からない時がある。

入れ歯が合わなくてガタガタと外れるから、手を入れて抑えてしまう。

涎が流れる。

健康な人でも手を口に入れては話が出来ない。

益々こちらは解らないと、足で床を蹴って怒る。*(爆弾)*

それでも私は腹が立たない。*(笑顔)**(笑顔)* 

何故だろう。 彼女の本当の優しさを知っているからだ。*(ハート)**(ハート)*

あれから十年、随分怒られながらのバランティアだった。

乙姫も後どれくらい出来るのだろうか。

何処に行ってもお母さんですかと聞かれてしまう。

病はそれだけ彼女の老化を進めて居るのが可哀想に思えてくる。

ああ、やっぱり健康は有難いと改めて自分に感謝した日だった。
*(OK)**(OK)*