映画”愁いの王”は盛岡在住の監督吉田重満氏が構想40年、2億円もの私費を投じ6年間をかけ完成させた、賢治の生涯を描いた3時間18分に及ぶ超大作です。
その長さゆえ配給は無く映画館で市民が鑑賞できる機会のない貴重な作品となり残念です。このたび賢治のファンである「天文台で賢治を読む会」の方が地元岩手で自主上映会を企画しました。本年2月には愛知県豊橋市で自主オリオンの会の方が自主上映会を開催され満席の好評だったそうです。
同映画は2020年第30回賢治賞の奨励賞を受賞しています。キャストは全て岩手県の一般人で岩手県の美しい四季をモノクロで撮影、全編にJ.S.バッハの曲が流れる構成。長編の為途中休憩有り1部は「業の花びら」2部は「装景者」の2部構成となっている。
人としての在り方を描いたこの作品は、深い愛とエネルギーに満ち令和の世に生きる私達にヒントとエールを惜しみなく伝え、未来を担う人々の道しるべとなる事でしょう
映画「愁いの王 -宮澤賢治-」オフィシャルサイト (grisaille-c.com)
日時2022年10月30日(日)12時開場12時30分開始
会場 奥州市文化会館Zホール 大ホール 水沢駅東口から 徒歩16分
岩手県奥州市水沢佐倉河石橋41 tel 0197-22-6622
新型コロナ感染予防ガイドラインに準じて開催します
鑑賞券 2000円
胆沢文化創造センター 0197-46-2133 江刺ササラホール 0197-31-1607
奥州市Zホール 0197-22-6622 前沢ふれあいセンター 0197-56-7100
歓喜と苦悩に満ちた賢治像、そして彼が展開しようとした宇宙観を硬質でストイックな映像と音で描き、観る者の想像力を鮮明に呼び起こす賢治ファン必見の希少な上映会です。
ちけっとぴあ(Pコード 552-392)*全国のセブンイレブンで発券できます。
主催・問い合わせ先 天文台で賢治を読む会 080-5061-1533(市川)