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Truth Diary

古書音読会

第二木曜日は古書音読会開催日である。私は今年度世話役代表となり資料の準備や会場の手配等実施していおり今月は宮城県図書館の研修室を借りて実施した。講師は元宮城県図書館奉仕部長を退職後、市内各大学で非常勤講師を務められているK先生。国文学の大家であらせられる。日本古典文学全集を順次やってきたが今回は芭蕉である。広く知られた奥の細道等でなく、敢て芭蕉研究者等が触れて来なかった事柄について資料を調べ準備してくださったものを解説していただきながら、輪読するといういつもの研修となった。それによると生涯独身を通した芭蕉は奥の細道を共に旅した曽良の時は別として、男性弟子を連れて旅している事が分り、その旅日記も書いたようだが、芭蕉の意志の選るものか或は近辺の者たちの配慮かはたまた後の研究者が敢て伏せたのか後世には殆ど残されていない。僅かに嵐山光三郎が触れている程度である。今はLGBTなどが大っぴらになったが、江戸時代当時もそう秘匿される存在ではなかったようだが、明治期以降つい最近までタブーとされ世間の陽の目を見なかったようだ。文学芸術作品はそうしたものとは切り離され評価されているのは古来から普遍であり評価が変わるという事もない。

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