3年ぶり開催の河北美術展に行った。今回は今迄のフジサキデパートから仙台駅東の東北福祉大学TFCギャラリーミニモリに会場変更になり勝手が違った。応募もサイズの小さい小品枠が設けられ学生など若い人にも応募しやすくなった。さすが東北最大規模の公募展だけあって東北は言うに及ばず首都圏からの作品もあり見ごたえ充分だった。入選者にはOB会美術展出品メンバー二人とそれに属さないOB一人の3名の作品がてんじされていた。昭和8年第一回展からの審査員の顔ぶれをみると平山郁夫、東山魁夷、小倉遊亀、安井曽太郎など日本を代表する錚々たるメンバーでそのレベルの高さが分かる。新聞の入賞入選作品短評を片手に見て回った。作者には厳しい評や励ましの評もありその的確さに感心した。いつかこうした作品が描けたらと思いながら見て回った。作者の熱情に感化され観る方も疲れた。
TFUミニモリイントランス